「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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温泉…か。

2008-05-12 | ●介護録(~2015.2月)
土曜の夜、突然、十勝川温泉のSホテルから宿泊案内のが来た。

温泉か…。
母を連れて行きたいという気持ちがずっとあるのでなんとなく聞いていた。
「行くなら今のうち」という気持ちをずっと持ち続けている。
でも、一人で連れて行くのは不安。
母の姉妹に話をしたことがあるけど、よい返事は貰えなかった。(すぐ忘れるなら意味がないらしい。母と長時間過ごすのは不安らしい。まあ、お金のかかることだし…)

一通りの説明が終わった後に聞いてみた

「認知症者が行っても対応してもらえますか?」

相手は一瞬固まった。「えっ?」といったまま…。

もう一度同じことを口にする。すると

「温泉は入れますか?」

今度は私が「はぁ?」と固まる。

「もちろん、温泉には家族も一緒に入りますから……」と言えば
「入れるなら問題ありません」と明るい声。

話がかみ合ってない
この程度の認識、世間はこんなものだと理解した。

その後、朝夜はナンタラカンタラのバイキングで~~と楽しそうにしゃべられたので、ちょっとムカムカしながら
バイキングが無理だったらどうなのさ?」(こんな口の聞き方してないけど)と聞くと、部屋で食事の場合はお一人サマ金額が一万円越えるとのお答え。
ちっともお得にならないのだ…まあ、仕方ないけど

実はもう少し期待していた。
これだけ認知症がメディアにのる時代だから、何かの事態にはサポート出来ます…程度の言葉を。

認知症とか精神面に問題があると、他の宿泊客に迷惑をかけることも多々あるだろうし……来て欲しくないのかも、などとも思ったり。
こんな田舎の温泉では大したコトは望めないとは想像していたけど。

認知症者とその家族も安心してリラックスできる…そんな謳い文句を掲げている温泉・リゾートはないのかな