つづき
さっき「ちいさな約束」というブログを書いてて
思い出した。
だいぶ前、
「ね、これどうしても欲しい。これあたしにちょうだいよ」
ってある人に言ったら
「これは大事やからやれん。
でも、俺が死んだらその時はおまえにやる」
と言った瞬間、目の前のマーカーを取り、
「ところでおまえ、本名なんていう?」
とわたしに尋ね、
私が欲しがったもの自体に
「〇〇 恵へ」と
さっさと記入し
あっけにとられている私の前で
「これでいつかお前のもとに渡る」と
ごく普通に言って笑った人がいました。
今はどうしているかわかりません。
わたしのもとには
未だにそれは届いていません。
大きな意味では
愚直に約束を守る人だったから
だから、今でも元気にしているんだと思って
安心します。
できるなら
いつまでも届かないといいなって
心から思います。