いつも統一性のない話題のブログでスミマセン・・・
今日はコンサートのお知らせです。
・・・と言っても歌うわけではなく・・・
シューベルトの「冬の旅」全曲演奏会で、
訳詩のナレーションを担当させていただくことになりました。
この演奏会は、
コンサートやレッスンの時にいつもピアノを弾いてくれている、
パートナーのKコちゃんが、
ベテランのバリトン歌手、勝部太先生と親しくしていることから実現しました。
「冬の旅」は、
恋に破れ、「死」を求めながら、
木枯らしの吹きすさぶ中をさすらい続ける若者の姿が、
24曲を通して表現されている歌曲集。
シューベルトの作品の中で最も有名なものです。
おそらく多くの方々が耳にしたことのある「菩提樹」はこの曲集に含まれます。
(♪泉にそい~て~しげ~る菩提樹♪という歌詩です・・・)
歌手にとってはもちろんですが、
ピアニストにとっても、
「冬の旅」を演奏することは、大変ですがやりがいのあることです。
本来は、曲と曲の間のとり方なども全て含んで、
一つの作品として完成されているため、
24曲を通して一気に演奏されますが、
歌詩がドイツ語なので、日本人である私たちにとっては、
内容がなかなかストレートに伝わりません。
そこで、今回は、Kコちゃんの発案で、
歌詩の内容を短くまとめた朗読を曲間にはさむ演奏スタイルをとることになりました。
お客様にも中身をより深くご理解いただこうという狙いです。
このような経緯があり、ナレーションを、と、声をかけていただきました。
朗読をする俳優さんなどはもちろんいますが、
この場合、音楽をある程度理解している必要があるので、
そういう意味で私は便利なのかもしれません。
以前にも、この境企画さんのグスタフ・マーラーの歌曲演奏会で、
ナレーションをさせていただいたことがあります・・・
勝部先生は、その昔、二期会の研究生だった頃、
クラス担当の先生でいらして、ご指導いただいたことがあるので、
そんな遠い存在の方と同じ舞台に立つことができるなんて、
大変光栄です。
声をかけてもらったKコちゃんに感謝しつつ、
本番の日を楽しみにしたいと思います。
9月16日(木)19:00より
初台にあります東京オペラシティリサイタルホールにて・・・
ご興味おありの方はどうぞご連絡ください。
よろしくお願いします!