感想:大江戸BlackSmith

2014-12-05 14:26:16 | ゲーム(VITA)


大江戸BlackSmith 公式サイト



主人公は病で余命1年の鍛冶屋。
ふとしたきっかけで嬢郭(じょうかく)へ向かい
3人の媛嬢(ひめじょう)と出会うが
親しくなるにつれて抱えている闇が浮き上がってくる。


舞台は江戸の風俗街。
ぶっちゃけ「嬢郭」「媛嬢」って何のことかわからんのだけれど
要するに「遊郭」やら「遊女」やらはっきり言うとなにかとマズイので
適当な造語で誤魔化してるんだろうね。
そのへんに関しては自分もものすごく心当たりがあるので(以下略)。

ギャル口調のくノ一がいたり、風俗街の外観が電飾だったりと
インチキ和風な世界観はある意味お約束。


ゲーム内容は残りの寿命である365日以内に媛嬢のもとへ足しげく通い
ストーリーを進行させていくのだけれど
実際はそんなに気にするほどの制約ではなく、半年もあれば充分クリアできる。


街でクエスト請負

ダンジョンで素材探索&LV上げ

鍛冶で装備強化&金策

媛嬢に貢ぐ

という一連のゲームフローはわかりやすくていいのだけれど
RPG・アイテム生成・シナリオ・グラフィック、
ひとつひとつの要素がすべて中途半端でおそろしくつまらない。





武器強化のミニゲーム。
次々に出現する丸をタッチしていくだけ。
プレイ時間を延ばして阻害するためだけの要素。


3人の媛嬢のうち誰を選ぶかでシナリオが変化。
ストーリーが薄っぺらいうえに
余命が残り少ないせいで主人公がやたらネガティブで気分悪い。

残り少ない命を大切にするかと思えば
街で町人と会話するだけで寿命を1日浪費する
ゲームデザインのいびつさ。




女の子との特殊イベントは
「前ノ戯(まえのたわむれ)」と「後ノ戯(あとのたわむれ)」に分かれていて
前ノ戯は画面の女の子を触って特定回数内のタッチでゲージを溜めれば成功。
後の戯は画面をこすりまくって時間内にゲージを溜めれば成功。

ミニゲーム自体がつまらないのは仕方ないとしても
「前ノ戯」と「後ノ戯」の間には何も存在しないわけで、
誤認させる気満々のネーミングが本当に腹立たしい。


久しぶりに全ての要素がダメなクソゲーに出会えた。
出来の悪いものをエロで誤魔化すのは商品としても作品としても最低。
目指したものは悪くないので続編があるなら次こそしっかりよろしく。

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