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観てきました!!
TV版の出来が非常に良くて好きだったのだけれど
ラスボスであるところの翔子が劇場版へ押し出されてしまって
ずっとモヤモヤしてた。
やっと続きが観れる!!
このシリーズはオタクの好きな量子力学(の上澄み)を
それぞれのヒロインのテーマとして当てはめているが
今回のテーマはちょっと離れて相対性理論。
ラスボスの格に合ったネタでナイス。
「周囲の認識との誤差で進む時間が異なるウラシマ効果」って
普通のSFとして見ると受け入れるのはなかなかにしんどいが
逆にハーレムタイプのラブコメラノベとしては
カジュアルにマッチしてしまう懐の広さ。
もはや粗製乱造スパイラルに突入しているラノベ業界だが
今後の新しいジャンルのスタンダードが作られるのは
ラノベからなのかもしれないな…。
作画はTV版同様に素晴らしかったし女子もみんな可愛い。
麻衣のデレっぷりは心臓にフック連打をもらってる気分だったし
尻キック古賀ちゃんのからかわれっぷりも超ツボ。
なにより未来から来た大学生翔子のおっぱいが素晴らしい。
これ見よがしに挿入されたお風呂シーンの尊さ!! 一瞬だけど!!
そして色んな年齢の翔子をきちんと演じ分けてしまう水瀬いのりが
相変わらず強すぎる。
演技派が揃っているこのアニメの中でも、やはり頭ひとつ抜けてる。
アイドル声優のトップに君臨しながらもこの実力。惚れる。
ストーリー的には安易に人が死にすぎるあたり
なんだか安っぽい恋愛映画のような印象も受けてしまうんだが、
設定や演出の面でTV版からしっかり土台固めされてるので
ファンとしてはむしろ抜群のクライマックス感として楽しめた。
けれども、それを考慮してもストーリーのどんでん返しが多すぎて
「さっき感動したシーンが実はフェイクだった」なんてのを繰り返すと
感情の袋小路に陥ってしまい、どういう気持ちで先を観ればいいのか
困惑させられてしまった。
しかし。
徐々に明かされていく翔子の正体と、やれやれ系どもの不器用な生き様と
すべての絶望からわずかに差し込む光明というシナリオの構成が
実に劇場映画向けで、飲んだ炭酸飲料が喉で唸るレベルの緊迫感。
決して明るい内容ではないが、「青春ブタ野郎」の二つ名は
この作品のためにあったと言ってもいいほどの集大成っぷり。
内容的には超満足。素直に観て良かったと思えた!!
でも原作ってまだここから続いてるのか…。
一度頭をリセットして2期にも期待していいのか?