阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

メールマガジンの開始-広報・発信力の必要性

2011年03月09日 10時19分00秒 | 政治
メールマガジン「もう、ほっとけやん!」を開始します。

これまでも、「民主号外」やブログ、ツイッターなどで私自身の活動や民主党政権の政策について発信してきましたが、私自身の発信力はまだまだ弱いと感じています。従って定期的にメールマガジン(FAXニュース)を発行し、皆様のもとに私の思いを直接届けます。よろしくお願いいたします。

下記が第1回目の内容です。


民主党への批判と広報・発信力の重要性

統一地方選挙の候補者を応援していると、民主党に対する批判の声がきわめて大きいことを痛感します。候補者は中央の政権運営に対して直接責任はないにも関わらず、正々堂々と民主党の旗を立て、政権与党の一員として責任を果たそうと頑張っているのに、本当に気の毒に思います。しかし、その批判は民主党からの正確なメッセージが発信されていないことに起因するものも少なくないと思います。

 批判は2つに大別されます。

 1)政権交代の期待、約束を守っていない
 2)内輪もめをしている場合ではない

 民主党の政権運営、国会運営が未熟であることは私も痛感しており、歯がゆく申し訳ない思いに駆られます。一方で、自民党長期政権のうちに作られた様々な機能不全、無駄を生み出す構造を1~2年で抜本的に改善することは不可能です。また、少子高齢化、人口の減少、さらに900兆円にも及ぶ財政赤字があり、政策を実現する上での制約要因になっています。日本の財政収入はピーク時には年間60兆円ありましたが、私たちが引きついだ昨年、財政収入は37兆円でした。構造改革でムダを省きながら景気対策、デフレ対策を行う。こんな矛盾したことも厳しい財政的制約の中で実行しなければなりません。厳しい状況ですが、政権交代の成果をひとつずつ積み上げていけるように努力を続けるしかありません。

今、マニフェストについては達成状況や実現可能性について抜本的に見直しているところです。マニフェストの中の公約数は179項目。

 “天下りあっせんの廃止”など ---- 実施済みが35項目。
“子ども手当の支給開始”など ---- 一部実施ないしは着手済み129項目
“郵政の民営化見直し”など  ---- 未着手15項目

 具体的な成果については今後、報告してまいります。厳しい制約要因の中、マニフェスト実行に全力で取り組んでいますが、それが、生活実感につながるには、もう少し時間を頂ければと思います。

一方、内輪もめのイメージについては、普段グループに関係なく政策実現に力を合わせているので、中にいるとあまりピンときませんが、残念ながら一番イメージを悪くしている要因に思えます。私は小沢一郎元代表は、日本一誤解されている人だと思います。政治資金規正法を十分に研究した上で、法に抵触しないようにギリギリのところで活動資金を集めていたと思いますが、当時と今では「政治とカネ」に対する倫理の基準が違い、また民主党自体もより厳しい態度で自らを律することを党の基本方針としているため、どうしても党内で考え方、処遇の仕方に違いが生まれます。しかしそれが、内輪もめの印象を国民に与え、汗水流して政策に真摯に取り組んでいる姿が見えなくなっているとすれば、本当に残念です。この点については一日も早く解決し、国民の生活が第一の考えのもと、一致結束して頑張っている姿を見せるだけです。

 写真:イスラエル大使が来訪。中東情勢、日本の外交方針について意見交換をしました。


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