阪口直人の「心にかける橋」

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佐々木朗希投手の完全試合と最近のスポーツマン気質

2022年04月17日 20時35分10秒 | スポーツ

 4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した千葉ロッテの佐々木朗希投手。17日も8回を終わって今日もひとりのランナーも出さない快投。しかし2試合連続完全試合まであと1回というところで降板し、空前絶後の大記録は井口監督の決断によってピリオドを打たれました。投球数はまだ102球。8回になってもストレートの球速は163キロを記録していて、私はむしろギアが上がってきているように見えただけに残念で仕方ありません。でも、批判を全て背負う覚悟での監督の決断もまた、真に佐々木投手の将来を考えてのことだと思います。

 28年ぶりの完全試合を達成した前回は新記録の13者連続三振を含む日本タイ記録の19三振を奪う圧巻のピッチングでしたが、今日もまた、打者が打てる気配さえない完璧なピッチングでした。要所要所でギアを上げる凄みは前回以上で、間違いなく今日も完全試合を達成すると確信できる内容でした。そして、コンディションさえ良ければこんなピッチングはいつでもできると思ったからこそ降板させたのかもしれないと思うほどでした。

 この佐々木選手や同じく岩手県出身の大谷翔平選手など、最近のスポーツ選手を見ていると頭の良さを感じさせる好青年タイプが増えましたね。昔の運動部はかなりヤンチャな気質の選手が多かったり、気合や根性を強調する指導者が多くて、素質はあるけれどそんな雰囲気に馴染めない選手も多くいたように思います。今は、競技のメカニックや、力を発揮するためのトレーニングの方法、メンタルの持ち方などスポーツ科学を理解して実践する聡明さや探求心が不可欠のように思います。とても羨ましく思いますが、年齢が上になるほど身体を鍛えることは必須になります。いつまでも健康でいられるためのトレーニングは私も科学的に実践したいと思います。

 東日本大震災が発生した直後、支援活動で陸前高田市に入りました。多くの被災地と比較してもこの町の被害はあまりにも凄まじく、この町の状況は壊滅ではなく消滅だと思うほどでした。陸前高田市で被災して父親と祖父母を亡くし、自宅も失った佐々木投手。彼の活躍がどれほどの勇気と希望を与えているかと思うと、何よりも無事に一日も長く活躍して欲しいと祈らずにはいられません。


(写真は日本経済新聞より転載)

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