博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『中原の虹』第三巻

2007年05月26日 | 小説
浅田次郎『中原の虹』第三巻(講談社、2007年5月)

四巻構成で第三巻に至ってもいまいち話の方向が見えてきませんねえ。
春児やトーマス・バートンら前作以来のキャラクターの出番を多くしたり、明末清初の話を盛り込んだりして話の焦点が定まらないのが原因なんでしょうけど。個人的には春児らの出番が削られてもいいので、張作霖一党の活躍をもっと読みたいところです。

話の方は袁世凱が死に、張作霖が奉天軍閥を確立するあたりで終わりそうですね。

コメント
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