「髪にカーラーを付けた女を待ってるんだ。
文無しの女を待ってるんだ。
俺たちゃどこに行くにもバスで行く。
工場で働く女を待ってるんだ。
太っちょの女を待ってるんだ。
頭にスカーフを巻いた女さ。
背中のジッパーも壊れてる。
工場で働く女を待ってるんだ・・・」
ストーンズの傑作アルバム「ベガーズ・バンケット」は泥臭い歌が多いね。
今回の「ファクトリー・ガール」もその例にもれず
労働者の立場からみたカントリーソングなんですな。
ビートルズと違い、おれたちゃはいつくばって生きてく歌を歌うぜってなことを表明するような曲ですな。
この世はきれいごとばっかりじゃないからねえ・・・
こういう底辺に生きるヒトに目を向けるミックはホントにブルースが好きなんだろうね。
ミック自身には、まったく関係の無い世界だったみたいだから
友人の話なんかからイメージして作ってんだろうけどね。
まあ、実際に生活してみると、歌でも歌わなくちゃやってけないよ、ホントに。
ブルースがあるおかげで随分救われてる気がするな。
というわけで、こんな曲もボクは大好きなんですわ。