写真の1部分を少しずつ変えていって変化に気づいたヒトから順にイチ抜けできるっていうクイズ番組をやってた。
少しずつだけの変化だとホントに気がつかないんだね、人間って。
ビフォア、アフターを後で見比べると
丸っきり違うんだけど
少しずつの変化だとホントに気がつかなくて
ある程度敏感だと思ってた自分の感覚のオンボロさ加減にちょっと笑いが出ちゃったりしてた。
考えてみると、
虫なんかを捕まえるときも、そうっと少しずつ手を近づけていけば
ハエでも何でも簡単に素手で捕まえられちゃうモンなんだよね。
「虫だから気がつかない」なんて思ってたけど、実は人間もそうだったってことを思い知らされた番組だった。
んで・・・。
妻の父親が最近、健康診断を受診したんだけど、
なんと、首のところに2本ある頚動脈の片側がほとんど詰まってる状態で
脳に送られる血液はもう片方の頚動脈のみで補ってる状態になってることが判明した。
だけど、
普通、突然そんなことになったら生命自体に危険が及ぶほどの事態になってるだろうに、
当のご本人はときどき物忘れがある程度で、半身麻痺になってるとかの身体症状はほとんどないんだよね。
あまりにも少しずつの変化だったから
体の中のいろんな部分が補い合って、なんともない状態にしてたんだろうということだった。
ヒトの体ってホントすごいね。
でも、ヒトの体に限らず、何事も
急激な変化よりは少しずつの変化の方がいいと思う。
急激な変化だと、いろんなところに負荷がかかりすぎて破綻してしまうことが多いんだろうと思うよ。
失敗したときは大概急激に変化させたりしたときだもん、ボク自身今までのことを振り返ってみると。
急激な変化のときの方が上手くいったときの気持ちよさっていうのはもちろん大きいと思うけど、
気づかない程度に少しずつの変化がコントロールできるようになれば
大概のことは上手く運べるんじゃないかな。
まあ、
相当な根気が必要だとは思うけどね。
「気がつかない程度の変化」って「変化してない」っていうのと同じような気がするもん。
きっと、コントロールしてる自分でもイライラすると思うよ。(笑)