映画「ノーウエア・ボーイ」を観た後、なぜか「レット・イット・ビー」にはまってる。
まだ20代とは思えないような老成したルックス。
「ノーウエア・ボーイ」の頃の彼らはまだ10代半ばで
アルバム「レット・イット・ビー」で終わりを迎える彼らとを見比べてなんだか物思いにふけってしまう。
いや、ホント、この前の「ノーウエア・ボーイ」の映画評で「映画的にイマイチ」などと言ってしまったが、ビートルズファンは観といた方が良い作品なんだなって再確認させられた。
モチロン映画の方の内容はフィクションなんだろうけどね。
まあ、このアルバムは「オーバーダブしない」という決まりごとでレコーディングされたらしいが
「ネイキッド」をちらと聴くと
やはりオーバーダブがないと間が持たないというかなんかイマイチな感じ。
ま、キチンと聴いてないからたいそうなことは言えませんが。
とにかく、このアルバムの良いところは「ルーフトップコンサート」。
2曲目の「ディグ・ア・ポニー」、8曲目の「アイヴ・ガッタ・フィーリング」がその音源を利用してるらしい。
ラストの「ゲット・バック」もそうかなとは思ったんだが、そのことにはライナーノーツは触れてはなかったな。
この曲でジョンが「ポールは機嫌がいいとリードギターのパートをくれる」と言ってたらしい。
確かにルーフトップコンサートではソロをジョンが担当してるんだよね。結構ヘタだったけど。(笑)アルバムではちゃんと弾いてるよ、もちろん。
まあ、とにかく
10代の彼らと20代後半で別れ別れになる彼らを対比して、
いろいろなことを考えさせられるというか、
感慨にふける、というか。
いろいろなことを感じさせるアルバムだと思う。