自民党の総裁に返り咲いた安倍晋三さん。
「憲法改正の発議に反対するような横柄な国会議員には退場してもらう。」
「3分の1ちょっとの国会議員が反対すれば憲法改正ができないのはおかしい。」
「尖閣諸島を守るには物理的な力、海上保安庁、海上自衛隊。連携して守れるような法整備が必要。」
と、まあ・・・とにかく威勢が良い。
総裁に返り咲けてちょっとハイになっちゃってるのかもしれないけど
このヒト、総理大臣のとき「大変でやってられない」と政権投げ出しちゃったヒトだからね。
もし戦争起こしても「大変だから・・・」という理由で投げ出しちゃうよ、きっと。
大体、自分の意見に反対するヒトを「横柄な・・・」という表現っておかしくない?
しかも、そういうヒトを「退場させる」だなんて、どっちが横柄な考え方してるんだよ。(苦笑)
戦争って始めるのは簡単だけど
「どうやって戦争を終わらせるか」をしっかりと考えてから始めてほしいもんだよね。
この領土問題に関しては中国も韓国も日本も、あまりにも感情に走りすぎてて怖い。
政治なんて「ウィン・ウィン」の関係じゃなきゃダメなのよ。
どっちかに偏った終結の仕方をしてたら相手が滅ぶまで戦争をすることになっちゃうんだからね。
大体、「現在の日本国憲法はアメリカに押し付けられた」という考え方自体、その当時の日本人を甘く見てるよ。
はっきり言っとくけど・・・
この日本国憲法はねえ、
満州事変から日中戦争を経て太平洋戦争までの約15年間、ずっと意地になって戦争を続けちゃって、最終的に国全体がボロボロになってしまった反省から
日本人自身が草案から作り上げた大事な大事な財産なんだからね!
モチロン、その当時のGHQにはお伺いは立ててたけど
アメリカさんなんて、共産主義から資本主義体制を守るために日本には軍隊を持ってて欲しかったのよ、実は。
あと、お願いがあるんだけど
「相手を叩きのめして終わる」なんていうイメージを描いて戦争を始めるんだったら
そんな戦争はやめてほしいんだよね。
結果がどっちに転んでも、どちらかの国が滅びるまでやることになっちゃうから。
特にこの東アジアの国の関係性は感情的にドロドロな部分があるから余計にそうなっちゃうよ。
まあ、戦争なんて発砲事件をきっかけに始まる、なんてよくあるケースだから
そこらへんも気をつけてよ。
「軍隊さえ配備すれば相手は挑発行為なんてしない」なんていうのは、
それこそ「平和ボケ」になってるヒトの幻想にすぎないんだからね。
「軍隊持ってないから舐められる」っていう短絡的なものの見方をしてるように感じられるから
このヒトはちょっと心配なんだよね。
それは橋下大阪市長さんやこの尖閣諸島の騒ぎの火付け役になった石原都知事さんにも言えることなんだけど。
とにかく、この人たちはみーんな「平和ボケ」しちゃってる気がするよ。