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YouTube: The Beatles- Hey Jude(Official Video)
HEY JUDE
なあ、ジュード
悪く考えるなよ
悲しい歌だって良いように受け取れるもんさ
彼女を自分の心の中で受け入れるんだ
そしたら良いスタートを切ることができるはずだ
なあ、ジュード
怖れることはない
キミは独り立ちの時期なんだ
彼女を自分の心に受けとめられた時こそ
キミは良い方へ進むことができるんだ
傷ついたときには、ジュード落ち着くんだ
世界中の苦しみをその肩に背負うことなんてないんだよ
だってそうだろ
バカな奴っていうのは、クールなフリをして
自分の周りから愛情を失ってしまう奴らのことを言うんだから
NaNaNaNa Na NaNaNaNa
なあ、ジュード
がっかりさせないでくれよ
彼女を見つけてモノにしてみなよ
心の底から愛せる彼女ができたなら
そのときこそ良い方向へのスタートが切れる
さあ、心を開いて受け入れるんだジュード
一緒に行動してくれる仲間が欲しいんだろ?
わからないのかい?
それはキミ自身のことなんだジュード
行動を起こすべきなんだよ
キミに必要なことはもうその両肩に乗ってるんだぜ
NaNaNaNa Na NaNaNaNa
なあ、ジュード
物事を悪くとらないで
淋しい歌も自分の心の受け止め方一つなんだ
彼女のコトだって気の持ちようで
良い方へ転がっていけるはずなんだよ・・・・
NaNaNaNa・・・・・・・・
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ヨーコの登場で両親が離婚してしまうジョンとシンシアの息子ジュリアンに向けてポールが作ったらしい。
慰めるためにジュリアンのところに車で向かっている間、
「どう声をかけようか・・・」なんて考えてるときにメロディーと一緒にふと思いついたらしいね。
実際のところ、
父親との交流が小さい頃からなかったジョンは、
ジュリアンとどう接していいのかわからなくてポールに相談していたらしいし、
父親のジョンよりもポールと過ごす時間の方が断然長かったとジュリアン自身も証言してるから
ポールがほとんど父親代わりになってたんだろう。
自分の息子にも、結局自分自身と同じような淋しい気分を味あわせてしまったジョンは
この曲を聴いてどう思ったんだろうね。
ポールに対して
「作ってくれてありがとう」という感謝と気持ちと
「息子にこんな気持ちを抱かせるなんてキミは父親失格だな」っていう責められてるような気持ちとが
ないまぜになって、すごく複雑だったんじゃないのかな。
とにかく、
ポールはこの曲の中で「ショルダー(肩)」ということばがイマイチな気がしてジョンとヨーコのところに行って聴かせたらしい。
すると、ジョンから「いや、そこがとてもいいところだ。言いたいことが十分伝わるし変える必要はないよ。」と言われて
それでポールは「ジョンが言うなら間違いない」と思えたらしい。
そして、「ジョンのすごいところは良いものは素直に『良い』といえるところだ」と証言してる。
と、いうことは「この曲を聴いたジョンはもしかしたら気分を害するかも・・・」とポールは想像してたんだろうね。
ホントこのエピソードを聞いても彼らのお互いへの信頼の深さがうかがえて
とてもうらやましく感じるよ。
コレくらいの信頼関係が築けるととても良い気持ちだろうなあって
心底そう思う。