yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画 『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』 予告編

2015年01月18日 | 映画
映画 『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』 予告編


昨日に引き続き、「ドキュメンタリー映画」。

カナダ出身の売れないヘビメタバンドのお話。



昔からヘビメタには全く興味がわかず、
もちろん今も全く興味はないんだけど、

最近、ドキュメンタリーものにはまってて
手当たり次第に観てるんで

音楽ジャンルにはあまり意識せずレンタルしてみた。



「売れない」からこその苦しみ・・・
「売れない」からこそ感じる妬み・・・
「売れない」からこそ生まれる嫉妬・・・
「売れない」からこそ感じる愛情・・・
「売れない」からこそ生じる他者への気持ち・・・


前回の「キューティー&ボクサー」にも通じる普遍のテーマがここにもある。

たった一人で生きてる人にはこんなドラマは生じない。

やっぱり、自分以外の他者とどうつながって生きていくのか・・・

そこが大事なんじゃないの?っていうのを

こういうドキュメンタリー映画は
ひしひしと感じさせてくれる。





昔から「一発屋」なんていうのはどこの国にもあるわけで、

それは、北米でも同じこと。

でも、

もちろん、「一発」のヒットだけじゃ食ってはいけないわけで、

でも、

その「一発」が引き際を見失わせてしまうわけで、

いや、ホントに

「人生塞翁が馬」とはまさにこのこと、みたいな感じ。

過去の栄光よもう一度・・・とばかりに打って出たツアーは

小さなライブハウスばかりで

バンドのメンバーよりも少ない客の前での演奏・・・。





50歳代でこれを食らうと、アンヴィルのメンバーだけじゃなく、
どんな人でもきっとめげちゃうだろうね。

オリジナルメンバーとしてはG.VoとDrしか残ってなく

その二人の物語として映画は進んでいくんだけど、

ラストの日本でのコンサートシーンは

「ホントによかったね~」と心から思わされた。

日本のマーケットってすごく温かいんじゃないかって気がした。

けど、やっぱ気のせいか?

彼らも、この映画の終わりが人生の終わりじゃないし、

今後もたぶん、バンドの成功とは程遠い人生にはなるとは思うけど、

それでも苦労しながらも、ずっと彼らを理解して支えてくれる素敵な家族もいるし、

それを獲得しただけでも「成功した」っていえるんじゃないかって思う。

人と人が理解しあい、
愛し合い、
支えあって生きていくっていうのが
それが一番の幸せなんじゃないかって

ホントつくづくそう思うよ。



ヘビメタ嫌いな方も、
きっと感動すると思うので
機会があったらぜひご覧あれ!
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