yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

骨。

2016年08月01日 | たわごと、ひとりごと
もちろん、命が花開くのはまだこれからというような

若さあふれんばかりのみずみずしさにも魅力は大いに感じるのだけれど

全ての血肉をそいだ、

例えば流木のような、欲望のすべてが無くなった悟りの境地に至ってるものにも

昔からある意味すごく魅力を感じていた。

例えば、生命としてはもう終わってる感じの「仙人」とかにはすごくあこがれを持ったなあ。

これを言うと大概の人は目をまん丸くしてビックリしちゃうんだけど(苦笑)。

自分も早くああいう枯れた存在になりたかった。

でも、

やっぱりそう簡単になれるわけもなく、

いまだに煩悩の塊のような人間のまま。(苦笑)

子どもの頃は

遠浅の海岸線の近くに住んでたから

よく浜辺に遊びに行ってた。

そのときに、犬や猫の死がいが波に洗われ白骨化しているのをよく見かけた。

まだ生々しい白骨にはさすがに手は出せなかったけど

白骨になって塩水とお日様にさんざん洗われ

カラカラに乾いて、もうほとんどカルシウムの塊になっているような頭蓋骨を拾って家に持って帰ったことがあった。

友人たちはみな気味悪がってたけど

ボクはなんだか

この世の煩悩のすべてから脱皮したような

ひとりで異次元の世界に存在しているような

そのカラカラの犬や猫の骨にすごく興味があった。

神々しく感じてた。




さすがにその当時の骨はもうないけれど

20年ほど前、関東で出会った友人が「引っ越すので家の中の物気に入ったものがあったらあげる」というので行って探してたら

犬の頭蓋骨があったのでもらってきて、それはいまだに家のリビングの一角を飾っている。

それは保存状態がとてもきれいだから

きっと拾ったものではなくインテリアショップなんかで買ってきたものなんだろうと思うけど

でも、本物だから

全く問題なし。

いまだに魅力を感じてる。



コメント
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