何度も言うけど、
ホントにもう何度でも言うけど、
軍事力を増強しただけで国が守れるなら、
とうの昔に世界から戦争は無くなっているはずなんだよ。
でも今だに戦争は無くなっていないし、
かく言う日本も明治以降ずっと侵略戦争をし続けてきたという歴史があるんだよね。
だからこそ、
日本は武力行使を放棄して平和外交によって平和を維持しようと憲法9条を作ったんだよ。
その成果がほぼ80年にわたり表向きは戦争に加担せずに来れたって事。
これこそが9条の成果なんだよ。
日清戦争から日露、第一次大戦、シベリア出兵、満州事変、日中戦争、太平洋戦争と、
ほぼ休みなしに戦争を続けた国が
その憲法を制定して以降ほとんど戦争せずにやってこれたわけなんだって事。
これって物凄い成果じゃない?
つまり国を戦争から護るには武力を使わない平和外交しかないって事。
Twitter(現在はXと社名を変えているけどボク自身はその社名を使いたくないので自分で言う時はTwitterと言っている。Xなんてなんか仰々しいんだよな。「小鳥のつぶやき」の方がしっくりくる)やFaceBookなどのSNSをやっていると
「憲法9条で侵略してきた国から日本を守れるのか?」と主張する連中が時々出てくるけれど、
「憲法」ってのはそもそも、
その国の権力の暴走を防ぐために作られてるって事を理解しなきゃね。
それを理解してないから「他国から守れるのか?」なんていう頓珍漢な問いが生まれてくるんだよ。
権力の暴走である「武力行使」を禁止してるのが9条。
ここで言う「武力行使」は「自衛」とは区別されるんだよ。
「他国への侵略のため」「他国に干渉するため」の武力行使、なんかがそれに当たるわけ。
頓珍漢な問いをしてくる人とは出発地点が違うからこういう説明をしてもなかなか噛み合わないけど、
でもまあ、ひとつずつかみ砕いて説明するしかない。
そうすると、
理解できてないからこそ湧いて出てきた疑問をただただ聞いてきただけの人なのか、
とにかく反自公維新の口を黙らせるために言ってきただけの人なのかが見えてくるんだよな。
実際にやってみて、そのほとんどが後者だったけどね。
つまりネトウヨくんたちだったって事。
しかもネットの世界だけじゃなく
現実の世界にも結構な割合でこういう人たちがいるんだよ。
「上がやることに逆らうな」
「上はいつだってみんなのためにいろいろと考えてるんだから何も言わずに従え」
と思ってる人たちって結構いる。
たぶん小さな頃からこういう「従順な奴隷」を産み続けるのが目的である学校教育の被害者たちなんだろうと思う。
小さな頃から植え付けれたその意識を取り除くのはもう無理かもしれないけど、
これから日本を背負っていく子どもたちへの教育はこういうものじゃなく
きちんと「自分で考えることができるようになるための教育」を施すべきだ。
じゃないとまた何千万人もの犠牲者を生むことになるよ。
戦前・戦時中の世の中がもうすぐそこまで来ている気がする。
ホント、このままじゃマジでヤバイ。