昨日、息子が新しいゲームソフトを買いたいというのでヨドバシカメラに連れて行った。
自分は一体どんなものに価値を見出して買い物をするのか、をじっくり考えてもらうために
今年度から毎月400円ずつのおこづかいを与えてるんだけど
さすがにゲームソフトが買えるほどにはなかなか貯まらない。
当然、買うときは慎重に選んでて、側で見てるとなかなかおもしろい。
ボクはといえば、最近ビートルズのベスト盤の赤ジャケ青ジャケが発売されるというんでCD売り場に行ってみたんだけど、
こちらもまた大いに悩んで結局「アビーロード」を買った。
中学時代聞いてた頃はヘッドフォンで大音量を聴いてたからものすごい迫力を感じてたんだけど
今、普通の音量で聴いてみるとその当時の印象はないなあ。
しかし、その当時よりは、細かくて凝ったアレンジのところまで聴こえてくる。
ビートルズにはそれぞれ出たアイデアはとりあえずやってみるっていう鉄則があったらしく
アレンジはホントに凝ってるし、ボーカルが曲ごとに変わって全く飽きないから良いよ。
時間をかけて録音してるのが良くわかるし、
その分、ホントに素晴らしい。
プロデューサーのジョージ・マーティンも含めた5人のアイデアを、切って捨てるわけでもなくとりあえずやってみるという姿勢が良かったんだろうと思う。
ソロになった後の楽曲にはこういうバラエティに富んだ意欲的なアレンジはあまり感じられないんだよね。
きっと、周りにはイエスマンばかりで別の意見を言う人間はいなくなっちゃったんだろうな。
ビートルズ時代はメンバー同士、対等な関係性だったんだろうね。
どんなささいな意見も聞き入れるっていう姿勢はなかなかできないことだけど、実はものすごく大事なことなんだろうと思う。
あと、「ビートルズが録音したものは必ずとっておく」というルールもあったらしく、
これもどんな音源も大事なアレンジなんだという姿勢の表れだと思う。
そういった意味でも、ビートルズっていうのはホントに奇跡のバンドだと思うよ。