デュプレクサ“CF-706”のお試し使用がそこそこ上手くいったので、走行モービル用ラックに取り付けることにした。この類のアイテム、しっかり固定しておくことで接続するケーブル類の損傷を回避できるし、取り付けナットの緩み防止にもつながるはずだ。
叶えたい状態は、運転席側のシステムキャリア用ケーブルで従来どおりHF帯の運用が出来て、更に144/430MHzでも使えるようにする。このため、従来はFT-891M or それ用のATU“FC-50”に直結していた同軸ケーブルをデュプレクサの共通側に繋ぎ、代わりに同50MHz帯まで側をFC-50に繋ぐ。併せて、同144MHz帯から側をFTM-500DS用としている同軸切替器の一端に繋ぐ。あとは従来どおりだ。
と言うことで、取り付け位置を現物で模索。デュプレクサの分波先のケーブルにストレスがかかりにくい場所を探してみて、FT-891Mの上&左寄せっぽい所に決定。それと、先日のリグ入れ替え作業時に現状維持とした同軸切替器を50mmほど左に移動させた。
最後に、デュプレクサのCOM側には運転席側のシステムキャリア用ケーブル、同軸切替器の分岐後左側には助手席側のシステムキャリア用ケーブル(MAT50無し側)をつないで、作業終了とした。
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今回の作業をきっかけに頭の整理がしたくなったのと、本当にプランどおりになるのかを確かめたくなったため、モービル設備の相関図を書いてみた。
ちなみにリグは、左側2台が走行モービル関連、次の2台が駐車モービル関連、残った1台がFT-818だ。また、アンテナは左から、助手席側システムキャリアMAT50無し、助手席側システムキャリアMAT50有り、運転席側システムキャリアMAT50有り、運転席側ボンネットMAT50無し、だ。
そしで、FT-891M用オートチューナーの左上にある長方形が今回取り付けたデュプレクサだ。あと、ボンネットに取り付けた同軸ケーブルとFT-818は現在何もつなげていないけど、いずれも撤去していないため、装備アイテムとともに存在のみを図示した。
完成した相関図を見て気付いたが、今回のデュプレクサって助手席側システムキャリアMAT50有りにも有効だったんだね。これ、ホントに図を見るまで気付けなかった。まぁそれに気付けただけでも、この図を書いた意味があったとしたい。
と言うことで、50MHz帯以下のアンテナを2本立てても、その内1本がHV-7やHV7CXなどであれば、144/430MHzをシステムキャリア側アンテナで運用可能な環境を手に入れた。ただし、50MHz帯以下のみのアンテナでFTM-500DSから送信することはご法度なので、これだけは常時注意が必要だ。その辺をやらかさないようにして、このシステムを楽しんで使っていきたい。
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