4/9の記事で触れたが、今回の撮り鉄に向けたネット検索、作例や撮影地情報がたくさんUPされているのに「なぜ結果がイマイチなのか?」と思う方もあるかもしれない。その答えは私のスタンスにあり、常々できれば風景っぽい写真にしたいと思っているからだ。結果的に風景っぽい作例がほとんど検索されなかったので、出発前に全ての撮影地を決められない展開になった。
そんな中、1泊目@秋田市内のネットカフェで撮影地の検索を再開した結果、幸いにも「おっ!」と感じた1つの作例に遭遇でき、そこを最有力撮影候補地とした。ただし撮影地情報は駅間および国道から俯瞰したという記述しかなく、これを基に現地をウロウロしてみることにした。
一方1~2年前に、この区間でカーナビにフラグを立てておいた所が有る。具体的な風景などは全く記憶に残っていないが、とりあえずそこをカーナビの目的地に設定して出発した。更に前日(4/7)夜のネット検索で上記の作例に遭遇し、Googleマップ&ストリートビューで該当区間を見てみると、「何となく目的地と同じ所じゃないか?」説が浮上してきた。
■奥羽本線 鶴形-富根(撮影日:2017年4月8日)
それまでやや呑気に構えていたが、「場所取り負け(どちらかと言えば駐車スペースの確保)するかもしれない。」と少しずつ不安になり、加えて出発直前までの睡眠時間&前日の疲労感を踏まえると、寝過ごしリスクが最も恐ろしい。
幸か不幸か、ネットカフェで訳の分からん時間に目覚ましアラームを鳴らす度胸がまだ無いもので、1:30過ぎという時刻だが途中で仮眠することも織り込んで出発し、結局4:50頃に到着。現地の様子、特に駐車で当てにしていたスペースがフラグを立てた頃の記憶と一致し、浮上していた仮説はビンゴであった。それと既に1名の同業者がいらしたが、お互い初めてのポイントと言うことで少し情報交換しながら、辺りを見渡せる程度の明るさになるのを待ち、何か所か三脚を移動しながら立ち位置と構図を決めた。
場所は鶴形駅から約1.5km。周囲には分かりやすい目印が無いので不本意ながら抽象的な情報だが、奥羽本線がほぼ南西~北東方向に走っている区間で、鶴形方面(写真奥側)が右にカーブしているように見える所。立ち位置はR7のガードレールの外側で、その数メートル後方にはR7の341.5キロポストがある。
ネット検索で得た作例を見ている時には感じず現地ロケハンで感じたこととして、ストレート部(写真右手~構図外)をメインにすると遠近感にイマイチ物足りなさを感じた。もう1つは背景の大半である冬の枯れ木モードを見て、作例の風景にこだわる必要性は低いとも感じた。このため作例よりズームして、構図左側にあるカーブのウェイトが増す構図とした。
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ところで、ツアー名に“さようなら583系”の文言が有ったので、4/2(ツアー名に“ありがとう583系”の文言アリ)とは異なるヘッドマークになっていると想定していたが、やって来たのは“ありがとう583系”のヘッドマークだった。一瞬「あれっ?」と思ったが、ツアーの趣旨を踏まえると「これはこれで妥当だよな。」と思えた。と言うより「“ありがとう”は、こっちのセリフ!」ですからね。
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さて、この後の撮影地は未定だ。あまり離れた所へは行けないが、撮影時刻までは多少の余裕が有る。もう昨晩のネット検索などを参考にロケハンするしかないので、少しあがいてみますね。