これまでの測定結果を踏まえ、メーカー製の量産アンテナであっても個体差があるものだと思っている。そこで、先週購入した2本のHF40CLSも個体差があるものとし、このアンテナそのものの雰囲気を感じ取ることと併せて確認してみることにした。
ただ、今回は時間を少ししか確保できなかったことと、何となく雨が降りそうな気がしたため、簡易測定で行うことにした。そうすれば万が一雨になっても、アンテナさえ取り外せば最低限の撤収で済むと考えたためだ。
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とりあえず識別のため、それぞれに“A”、“B”と記号を振り、順に測定。エレメントは付属のものを挿入長さMAXとMINとし、おおよその調整幅および単位長さあたりの変化量も把握することにした。その結果は以下のとおり。
■アンテナA
・エレメント挿入長さMAX:f0=7.175MHz、SWR≒1.15、Z≒52Ω、帯域=7.160~7.190MHz(7.175MHz±15kHz)
・エレメント挿入長さMIN:f0=6.990MHz、SWR≒1.20、Z≒54Ω、帯域=6.975~7.005MHz(6.990MHz±15kHz)
■アンテナB
・エレメント挿入長さMAX:f0=7.201MHz、SWR≒1.12、Z≒54Ω、帯域=7.185~7.217MHz(7.201MHz±16kHz)
・エレメント挿入長さMIN:f0=7.017MHz、SWR≒1.20、Z≒52Ω、帯域=7.002~7.032MHz(7.017MHz±15kHz)
エレメントの調整長さに関して取説では40mmとなっているが、止めねじの位置とエレメントの根元形状を踏まえ、丁寧に挿入長さを狙えば自己責任で45mmまで許容できそうだったので、今回はMAXとMINの幅を45mmとしている。
これを踏まえると調整幅は、アンテナAが185kHz、アンテナBが184kHzとなり、単位長さあたりの変化量は4.1kHz/mm、ちなみに取説には約40kHz/cmとあったので、ほぼ一致する。
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今回は時間の都合で測定値の写真を撮る心境にはなれなかったので、識別記号を振ったパッケージの写真でお茶を濁させてもらった。次回@本気測定&調整は、きちんと画像込みの記事でUPしますね。
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