ホトケノザ[仏の座](シソ科)
畑の中の道端では、ホトケノザも花を咲かせていました。
このホトケノザは、越年草です。秋に発芽して越冬し、翌春に開花、結実し、枯れてゆくのです。年がら年中咲いている気もしますが、本来の花期は3月~6月になるそうです。
2月に見たこの花は、早咲きとでもいうのでしょうか。
以前にも載せましたが、この唇形花を咲かせた後、閉鎖花も付けるそうです。成熟しても花が開かず、自家受粉によって結実させるのです。
あの手この手で、結実させるホトケノザ、種子にはエライオソームというアリの好む物質が付いています。アリを使うことで、分布範囲を広げる戦略もとっているのです。
あちこちでその姿を見かけるホトケノザは、その戦略がうまくいっているということでしょうね。
2012年の花
2月中旬 横浜市内にて