バイモ[貝母](ユリ科)
中国原産の多年草。鱗茎の間から出る茎は直立し、葉は広線形で下部は3~5枚輪生し、上部は線状になり先は巻きます。
4~5月、茎先の葉腋に淡黄緑色の鐘形の花を下向きに咲かせます。花被片は6個で内面には紫色の網状紋があります。この模様から「編笠百合」とも呼ばれています。
公園脇の道端でこの花が咲いていました。おそらく植えられたものでしょう。この花を撮ったのは初めてです。
5~6月に茎や葉が枯れ始めた頃鱗茎を掘り取り、よく乾燥させたものを「バイモ(貝母)」といい、鎮咳・去痰・排膿などに用います。中国から薬草として渡来しましたが、今では花を楽しむことが目的で植えられているのでしょうね。
3月下旬 横浜市内にて