ナワシロイチゴ[苗代苺](バラ科)
北海道~本州、四国、九州、沖縄の道端や河原の土手、丘陵などの日当たりのよいところに生える落葉小低木。葉は3出複葉で互生し、小葉は卵形で円頭、縁に不規則な鋸歯があります。
5~6月、枝先や葉腋から集散花序をつけ赤紫色の花を上向きにつけます。蕚片の背面は有毛で強い針があり、5枚の花弁は雄蕊を包んだまま広がりません。果実はキイチゴ状核果(集合核果)で、赤く熟します。
道端でナワシロイチゴの花が咲いていました。右側の花が咲いている状態です。赤紫色の花弁は開きませんが、隙間が広く、花糸が見えますね。左の花は咲き終わっています。花弁が落ちて、萼片の反り返りもきつくなっています。こうして見ると花糸も花弁と同じような色をしているんですね。
5月も半ばが過ぎ、ここ数日は爽やかな日が続いています。木々の緑が綺麗な季節ですね。
5月中旬 横浜市内にて