クサノオウ[瘡の王](ケシ科)
道端の草むらで、クサノオウの花が咲いていました。近所で観察していた花は、コンクリートの隙間から生えていたので、このクサノオウがのびのびしているように思えてしまいます。花期は長く、4~8月ということですが、この株にもまだ蕾が多くてこれからしばらくの間は花が楽しめそうです。
クサノオウにはアルカロイドの一種、Chelidonine(ケリドニン)やProtopine(プロトピン)、Berberine(ベルベリン)、Sanguinarine(サンギナリン)等が含まれ、誤食すると昏睡、呼吸麻痺、感覚末梢神経麻痺などを起こすことがあります。
また茎などを傷つけると出る黄色い乳液が肌につくと、炎症を起こすこともあります。これもまた有毒植物なのですね。
今日は夏至、残念ながら梅雨空が続いています。
6月中旬 市原市内にて