ツユクサ[露草](ツユクサ科)
道端の草むらで、ツユクサの花が咲いていました。鮮やかな青色の花弁が目を引きます。
これも身近な薬草で、開花期の全草を採取し、乾燥させたものを「鴨跖草(オウセキソウ)」と言って、解熱や利尿、感冒、熱性下痢、浮腫になどに用います。古くは「着草(ツキクサ)」と呼ばれ、花の汁を衣にこすりつけて染める「摺染(すりぞめ)」に用いられていたそうです。この花色は昔から人気だったのですかね。
小学生の頃、ツユクサの葉で気孔の観察をしましたが、私が知っていた用途はそれくらいでした。色々と知ると道端で眠る宝物のように思えてきます。
6月中旬 横浜市内にて