ヤブツバキ[藪椿](ツバキ科)
本州~沖縄の、沿海地から山地に生える常緑小高木。葉は互生し、厚くて硬く、艶が強いです。2~4月、枝先に花柄のない大きな花を一つ咲かせます。花は半開きで、花ごとポロリと落ちます。
果実はさく果で、果皮は厚く3個に裂けます。種子から採取される植物油が椿油で 、軟膏基剤、頭髪用、食用、灯火用など広く用いられ ます。
林の中で出会ったヤブツバキは、たくさんの果実をぶら下げていて、枝が重そうに垂れていました。子供の頃、種子の先を削って中をほじくり出し、笛のようなものを作った記憶がありますが、詳細を覚えていません。そんな遊びをした方は、他にもいるでしょうか。
9月上旬 横浜市内にて