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カラタチバナ[唐橘](サクラソウ科)
茨城県~新潟県以西の本州、四国、九州の丘陵地の林内に生える常緑小低木。葉は先が尖り、長楕円~狭楕円形で互生します。縁は不明瞭な波状の鋸歯があります。葉の表面には光沢があり、両面に普通毛はありません。
7~8月、葉腋に小さな白い花を散形状に数個咲かせます。花冠は5深裂し、裂片は反り返ります。果実は核果で、11月頃に赤く熟します。
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よく行く林の中を歩いていると、視界の隅に赤い実を認めました。マンリョウの実が生っていると思って通り過ぎかけたのですが、少し戻って確認するとマンリョウとは葉の様子が違います。おそらくこれはカラタチバナでしょう。15年ほど前に別の林で、カラタチバナの花が咲く様子とまだ緑色をした果実の様子を観察しましたが、その後そこではカラタチバナは姿を消してしまい、今ではナンテンの群生が見られます。久し振りに出会ったカラタチバナ、まるで私が呼ばれるように出会ったのです。来年は花の咲く様子も確認したいですね。
12月上旬 横浜市内にて