センニンソウ[仙人草](キンポウゲ科)
日当たりの良い道端や林などに生える多年草。茎は無毛で他物に絡みつきます。葉は奇数羽状複葉で、3~7個の小葉からなり、小葉には鋸歯はありません。8~9月、葉のわきから円錐花序を出し、花弁状の白い4蕚片をつけます。有毒植物ですが、根を利尿・鎮痛薬として用いるそうです。
住宅地の中を通る道端の枯れ草に、こんな白い綿毛を見つけました。
センニンソウです。この道は、コンクリートに囲まれてただの水路と化した小さな川に沿ってあるのですが、その川の反対側はファミリーレストランの裏手です。去年の秋には、うまくこの白髭に出会う事ができませんでしたが、こんな町中で出会うとは思いませんでした。思いがけない出会い、うれしいですね・・・・・
センニンソウの花
1月上旬 横浜市内にて
タイワンリス[台湾栗鼠](リス科)
林の中を散策していると、目の前のヤツデに何かがいるのに気付きました。
そっと近付いてみると、タイワンリスがヤツデの上で夢中で何かをしています。
どうやら食事中のようです。少しずつさらに近付いてみたのですが、こちらのことは気にもかけていないようです。さらにもう一歩踏み出したところで、急に顔を上げ、近くの木に飛び移り、あっという間に樹上に消えていきました。
何を食べていたのかヤツデを見に行くと、花茎を折ってその中を食べていたようです。
去年の今頃、ちょうどこの場所を通った時、ヤツデの花茎が折られているのに気付きました。その時は、通りがかった誰かがいたずらで折ったものかと思ったのですが、タイワンリスの仕業だったのですね。
このままでは、この林が荒れてしまうと思ったのですが、彼らも生きるのに必死なんですよね・・・・・
タイワンリス
1月上旬 横浜市内にて
フユイチゴ[冬苺](バラ科)
去年の9月に、念願の花と出会ったフユイチゴも、赤い小さな実を実らせています。
いつもの年より実のつきが良いようで、たくさんの実をつけていたのですが、今回は味見をしないまま帰ってきました。
帰ってきてからPCで画像を見ながら、何で味見をしてこなかったのだろうと少し後悔しました。画面を見つめて去年の味でも思い出してみましょうか・・・・・
フユイチゴの花
1月上旬 横浜市内にて
カラスノゴマ[烏の胡麻](シナノキ科)
林際の草地を歩いていると、枯れ草の中にこんな種が残っていました。
これは、カラスノゴマの種ですね。
この場所で、3年ほど前初めて出会ったのですが、その頃よりカラスノゴマの数は増えている気がします。うまく草刈に出会わなかったのでしょうか。
うちの近所でも見ることができますが、お寺の境内の隅にあるので、いつ刈られるかわかりません。去年の秋は、一昨年よりも数は少なかったようです。
町中に生える雑草の宿命でしょうか・・・・・
カラスノゴマの花
1月上旬 横浜市内にて