波打ち際で・・・

海岸で一人佇み沖を眺めていたのですが、ふと波打ち際に目を移すと一羽のカモメが、これもただ一羽波打ち際で佇んでいました。
波が打ち寄せると時折嘴を突っ込んで何か食べている様子です。
何をしているの気になって、暫くカメラを通して眺めていました。

すると私の視線を感じたのか、カモメがこちらを振り向きました。
独り同士、お互いを見つめ合った瞬間です。
あまりにも海が眩しすぎて、カモメの種類も判別できません。
カモメからは私がよく見えたことでしょう。どう思われたか気になるところです。

１１月下旬　鎌倉市内にて

蜃気楼・・・

富士山を見た後、そのまま片瀬東浜を通り、腰越海岸へ歩きました。ここまで来ると沖には伊豆大島の姿を見ることができます。

そのまま左の方へ目を移すと房総半島の先が見えてきます。
カメラを覗いて驚いたのですが、海から浮いて半島が見えます。これは蜃気楼の一種、浮島現象と言われる下位蜃気楼でしょうか。

さらに左の方を見てみると、今度は三浦半島辺りを見ることができるのですが、ここでも蜃気楼のような現象が見られます。
画面左、海と山の間に見える建物群が異様に高く見えるのです。この写真ではわかりにくいですが、薄く、それこそ陽炎のように建物が見えているのがわかるでしょうか。
あの辺りに、この場所から見てこんなに高く見える建物はないはずです。
海にはウィンドサーフィンを楽しむ方々が多くいましたが、砂浜にいる私一人が興奮していたのです。

１１月下旬　鎌倉市内にて

富士山から箱根・・・

久しぶりに片瀬西浜へ行ってきました。
この日は風は強いものの、よく晴れて雲もない空を眺めることができたのです。
すっかり雪化粧をした富士山から、左の方へ目を移すと箱根の山々を望むことができます。
5月から続いた噴火警戒レベルも1に引き下げられ、ほぼ問題なく箱根観光ができるようになりました。
さらに左の方には、伊豆半島の山々も見ることができます。富士山へ連なる火山群の成り立ちへ、深くかかわっているのですよね。
白波の立つ海を楽しむ人々と空を舞うトビの姿、幸せな光景です。。。

１１月下旬　藤沢市内にて

冬の使者・・・

キンクロハジロ［金黒羽白］（カモ科）
カワセミのいた池には、キンクロハジロの姿も見られました。
もう渡ってきたのですね。
毎年冬になると、野鳥を撮る機会が多くなります。キンクロハジロもこの辺りの水辺ではよく見かける鳥なのです。
この池は真冬には半分以上氷が張ることがあります。横浜でも気温が低い地域だと思いますが、キンクロハジロにとっては過ごしやすい環境なのでしょう。
この冬もここに来てくれて感謝ですね。

１１月中旬　横浜市内にて

水辺の宝石・・・

カワセミ[翡翠]（カワセミ科）
とある公園を散策していると、水辺の梢にカワセミがとまっていました。久しぶりの出会いです。
周りにはカワセミ狙いのカメラマンが、何人も大きなレンズを向けています。
カワセミが池に飛び込むたびにシャッター音が響きます。2度ほど飛び込んだカワセミですが、どちらも空振りで餌を捕らえることができなかったようです。
カワセミ狙いの方々は、連写をしています。私も自分のカメラの連写機能を設定しようともたついているうちに、カワセミがまたもやダイビング。今度は獲物を咥えて水辺に戻ったのです。
結局私は、獲物を咥えた所さえ撮ることができませんでした。
この目で観察できたのが、せめてもの慰めです。
いつか獲物を咥えて、水面から出てくるところを撮ってみたいですね。

１１月中旬　横浜市内にて