自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

離さない・・・

2023-11-19 17:46:10 | お散歩

コバネイナゴ[小翅稲子](バッタ科) 
道端の草むらで、カサカサと音がしたので確認すると、コバネイナゴのカップルが枯葉の上にいたのです。ここはススキ野原の端、イネ科の葉を食すコバネイナゴにとっては格好の場所なのでしょう。
稲の害虫としても名高いようで、一時期数を減らしていましたが、今ではその数が増えてきているのです。
イナゴの佃煮として使われるイナゴの一種ですが、ここでイナゴを捕って佃煮とする方はいないでしょうね。
害虫とも、貴重なタンパク源ともなっているコバネイナゴ、ここでは伸び伸びと暮らしているんでしょうね。

11月上旬 横浜市内にて

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待ち伏せ・・・

2023-11-18 18:56:45 | お散歩

コジュケイ[小綬鶏](キジ科) 
林縁を歩いていると、近くでコジュケイの鳴き声が響き渡りました。気持ち良さげに鳴いています。その後で林の中を歩いていると、傍らの茂みの中で落ち葉を踏みしめる音がしてきました。立ち止まって見るとコジュケイの群れがいたのです。
その場所では灌木などの枝葉が邪魔になって撮ることができません。コジュケイたちが進む方向に先回りして撮った写真です。


ゆっくりと歩いてくる群れ、お互いに少し距離をとりながら歩みます。
シャッター音に気付いたのか、こちらを見て立ち止まりますが、すぐにまた歩き始めます。

4~5羽はいたでしょうか。斜めに私の前を進んでいきます。

茂みから出てきても、こちらを気にせずにそのまま進みます。


茂みから群れが全て出てきたところで、バッテリー切れとなりました。交換しようとカメラのロックを外した所、薄いレバーが外れて落ちてしまいました。バッテリーは交換できましたが蓋が締まりません。あたふたしているうちに群れはどこかへ去ってしまいました。

11月上旬 横浜市内にて

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ポージング・・・

2023-11-17 19:34:05 | お散歩

ハラビロカマキリ(カマキリ科) 
林縁の歩道を歩いていると、足元にハラビロカマキリがいました。歩いている人に踏み潰されかねない所でじっとしています。
座り込むようにしてカメラを向けると、初めのうちは嫌がって歩き始めましたが、そのままカメラで追い続けると急に立ち止まって威嚇されてしまいました。なかなかの表情です。
身体が同じような大きさだったら、このカマキリに勝てる気がしません。人間でよかったを思ってしまいました。
このカマキリは、産卵する場所でも探していたのでしょうか。無事に命を繋いでほしいです。

10月中旬 横浜市内にて

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果実ではなく・・・

2023-11-16 19:05:45 | お散歩

ヌルデ[白膠木](ウルシ科) 
林縁に生えるヌルデに、虫こぶが付いていました。虫瘤(チュウエイ)、gall(ゴール)とも呼ばれます。この虫こぶはヌルデノミミフシといい、ヌルデシロアブラムシが寄生し出来たものです。
生薬名を「五倍子(ゴバイシ)」といいます。秋に虫がまだ中にいるうちに採取して、熱湯で煮てから乾燥して用います。 
タンニンを多く含み、タンニン資源としてインクや皮革のなめし等に用いられてきました。明治時代以前までは、お歯黒の原料としても用いられてきました。
ヌルデの果実は核果で、小さく丸い形をしていて、たくさんぶら下がって付きます。果実の表面は、リンゴ酸カルシウムを主成分とした白い粉状のものが付きます。この白い粉を塩の代用として使用していた地域もあるそうです。
今では用いられることも無いと思いますが、身近にある有用な植物なのですね。

10月中旬 横浜市内にて

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実り少なく・・・

2023-11-15 23:06:53 | お散歩
サンシュユ[山茱萸](ミズキ科)
3月に黄色い花をたくさん咲かせていたサンシュユも、実りの季節を迎えていました。赤い実がたくさん生っている所を期待しましたが、それ程多くの実は付いていませんでした。
一昨年は、たくさんの赤い実を確認できました。今年も葉が落ちればこの赤い実も目立つかもしれません。秋珊瑚と呼ばれる姿も見てみたいですね。
成熟した果実から、種子を取り除いて乾燥したものを「山茱萸(サンシュユ)」と言って滋養・強壮や止汗に用います。漢方薬の六味丸や八味地黄丸にも配合されています。
直接採って口にするより、こうして用いた方が良いのかもしれません。

10月中旬 横浜市内にて
 
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