自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

御領山の鬼伝説

2006-09-11 15:56:53 | Weblog
 11月5日堂々公園でウッドフェスバルが行われる。
お好み焼き直径3メートル千人分を
焼き上げて食べるイベントも行われるので期待して欲しい。
昨年は別の場所で実施した。
1昨年は堂々公園で主催者発表1万人の参加があったから、
今年はホタルが飛ぶ川で、少しは堂々川が知られてきているのでまだ多くなりそう。
ここではゴンと八の鬼コンビが活躍してくれるはずです。
 前に鬼伝説を説明すると約束しているのでここで紹介します。
先ず看板を見て頂きたい(井原線 御領駅前に立っている。クリックで井原線HP )
御領山の鬼伝説の始まりです。



昔々、穴の海と呼ばれたその昔、御領山には赤鬼の八が、権現山には青鬼のゴンが住んで居った。
赤鬼と青鬼はあるとき山の上から大声で話をするのではなく、高屋川の堤防近くで親しく懇談しようという事になった。
お互いそばに近寄って、収穫したばかりのそばをサカナに1杯飲みながら話すと話は弾んだ。


1週間前に植えたそば


しかし、自分の住んでいる山の高さになると自慢しあい結論がでなくなった。
八は八丈岩のある御領山が高いと言い、ゴンは権現山が高いと言いお互い譲らず喧嘩になった。


御領山

権現山


鬼たちはそれぞれ自分の山に帰り、八は自分の所にある栗の木を権現山に投げつけた。
ゴンは自分の山にある石を御領山へ投げつけた。







かなり長い間戦ったあと鬼たちは疲れて休戦した。
それから年月を経て鬼たちが死んだ後、権現山は栗の木が一杯生えて栗の実が沢山取れた。
御領山は石が沢山あり、今も八丈岩には鬼の足跡がついている。
山の高さは御領山が石の分だけ高くなっており、権現山を望むと瀬戸内海の燧灘が見える。
こんなお話が今も語り継がれ、神辺のイベントとしても盛り上がっている。

しかしこの話には尾ひれがついており、
私の小さい頃は栗の木ではなく、のいばらの木を投げつけたと聞いている。
どこかで誰かが脚色したのだ。
今日の話に私がそばを追加し駄洒落で笑ってもらうように。


ノイバラ