自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

村境

2011-03-01 18:49:51 | Weblog
ポカポカ陽気の春日
廃屋が並ぶ山の中、明治時代はちょっとした村だった。


母屋の屋根が45度の傾き
今度台風が来たら!

この家も倒壊が近い


この山村につり橋があったかどうかはわからないが
獅子を撃つぞと鉄砲打ちが鉄砲ひとなでして通っている。



この周辺には村境の石が数か所ある。
鉄砲を持ってきた人の近くには上御領村と東中条村の境石がある。



廃屋も明治時代のもののようだし、境石も明治8年とある。
ところで鉄砲打ちの仲間のみなさんが猪を捕獲されたらしい。


山から引きづりおろし

かなり大きい。約80kg


頂上に村境石がある山の周りを数回追いかけ捕獲したとか!



この山の頂上にある石を見るために来たのだが猟をされていたから
あきらめて帰る寸前、リアルな現場に遭遇した。
今回で我々の敵イノシシの捕獲は立ち会っただけで5件5匹。
まだホタルの川の周辺を荒らされ、掘られているからかなりの数いるのだろう。
目的の山の頂上の境石





木々の間からゴルフコースが見えた。
山を下ると以前にも紹介した堺石がある。



解説付きで理解が出来た。
明治8年に法律が出来て村の認識が出来たので堺と刻印したらしい。
目的は達成したがまだ陽が高いから案内者に無理を言い
戦国時代のお城の跡へ連れて行ってもらった。
茶臼山城跡



春日の日は暖かくて収穫があった。
歴史を知ることで新しい何かが見える。
が、この歌もかれこれ50年か、我が身が疲れるのも分かる。