自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

カスミサンショウウオ

2011-03-15 16:42:05 | Weblog
東日本の皆さま、被害にあわれた皆さま謹んでお見舞いを申し上げます。
もう少しブログの更新を自粛しょうかと思いました。
が櫻の花もほころび始めました。
今は自然を見る余裕などないでしょうが世の中の移り変わりは日々進んでおります。
世の中は千年に1回か2回しか起こらない地震と津波に襲われ大変ですが
もう少ししたら明るい光が登ってきます。自然の中にも皆様にも少しづつ春がやってきます。
がんばってください。

少し歩くと汗ばむぐらいの気温にさそわれて、ホタルの川へ桜の観察とカイガラムシ予防の薬を撒いた。
早い桜は咲き始めていた。

緋寒櫻

名前が分からない

10月櫻


まだつぼみの堅い桜


ソメイヨシノ

万里香櫻


八重櫻、大島桜、山桜等も同じでまだ先のようである。
咲かない咲かないと近くへ行っては愚痴をこぼしていたら、何と水仙が咲きだした。
やはり悪口は近くで話すと希望の姿を見せてくれるのだと感じて納得。
(悪口を言えばその人がやってくるジンクスはほんとのほんとの事例であった)


堂々川不法投棄防止対策の水仙


先日広島大の先生と福山市の学校の先生2人と昨年発見した堂々川の
広島県絶滅危惧種Ⅱ類のカスミサンショウウオを探しに山の中に入った。
今時山の中から湧水の出る場所、それも昨年と同じ場所へ卵を産みにやってくる。
♂が先にやってきて♀を待つのだそうだ。
堂々川では♂を発見


尻尾のひらひら感が♂の象徴


場所を移して堂々川から山を越えた西側の集落で2個所、姿は見えなかった。
そしてまた移動、加茂の粟根と言う場所近くで発見。
カスミサンショウウオの卵


2匹分


別の場所で卵を抱えた♀発見



もう間もなく産卵するだろう
しかし、少なくとも2個所は影も形もない。
この場所では絶滅か!

又広島県準絶滅危惧種の日本赤蛙発見!
オタマジャクシに孵化して泳ぎだしている集団
こんな集団塊を50か所ぐらい発見した。



そして親を捕まえた。
すぐに逃がしてやるために急いで記録写真をとる。
少しいじめた姿になったがごめんなさい。



自然の中でも生きていくために一生懸命種の保存をしている生き物がいる。
被災されたみなさんがんばってください。
ホタル同好会として義援金は送らせてもらったが次は何をするか考え中です。