自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタルを飛ばす

2011-10-22 21:12:13 | Weblog
ジャジャンー
平日の朝8時、堂々川のホタルが飛ぶ場所の草刈りを行う4人衆。
作業がし易い時期とはいえ損得抜きのボランティアががんばる。
この川原の葦(アシ)は人間の背丈より高く、伸びすぎて作業が困難な悪いアシだ。
でもこの葦(ヨシ)は水を浄化してくれる良いヨシだ。
だからこの草は「ヨシ・アシ」と言われるのか!


今年ホタルが舞った川原


作業は困難で、草刈り機の刃物が石にあたり、チーンと跳ねる。



石をはねた場所を見ると山繭蛾がいるではないか。
草刈り機を置いて、カメラを取りに走り、蛾を追うが羽のあるもの方が速かった。
撮り逃がした。ちなみにこの蛾の幼虫が作った青い繭は高級品で高価な価値がある。
途中でお茶の時間を含めて約3時間、成果が現れた。


下流3番砂留

ホタルが3次元空間を舞う
最高のロケーションの場所


4番砂留はホタルの繁殖に適した場所だが
今回砂留が壊れたので県が修理されたから来年はホタルの数は少し減るだろう。
が、ホタルは強い虫だから我々の苦労を汲んで今年以上飛ぶ可能性も残る。



ホタルを飛ばしたい方がおられたら参考にして欲しい。
ホタルが卵を産む場所は
苔が生えていて、それに水しぶきがかかり、直射日光が当たらない場所で、
ホタルの幼虫が孵化したら水に落ちる場所だ最適である。
餌のカワニナがたくさんいる場所も条件に入る。

草刈りが終わるとすぐにアキアカネ?マユタテアカネ?がやってくる。
イトトンボも近くまで飛んできて一休み。
どちらも名前が特定できない。






草刈りが終わって、しばらくホタルと猪談義をしてそれぞれ別の仕事場へ帰って行った。

一人残って周囲を探索すると
でた―、蛇ジャーン!蛇です。
でもこの蛇おとなしい蛇でミミズや魚などを食べるそうだ。
私のハ虫類の師が「ヒバカリ」と教えてくださった。
昔の人はこの蛇に噛まれたら、その日のうちに死に至ると信じてつけた名前とか!
当然無毒のヘビである。
でも気持ちの良いものではない。





捕まえて道路においたら逃げ始めたが、
車が多くなった道路だからすぐに発見場所へ逃がしてやった。
(なぜ車が多い・・・10月1日からこの川の最上流に火葬場が完成しオープンしたから)

今日も有難いこと蛇、想像以上の成果ががった。