自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

神辺の金山

2013-09-28 20:58:44 | Weblog
金のない奴は俺んとこへ来い、俺もないけれど探しに行こう。
見ろよ金色の谷間、青い空、その先には何かがあるだろう。


稲穂の波

裏山には安倍清明が住んだそうだ。


ところがこんな田舎のさみしい村にも悪い奴がいるもんだ。


道路に落ちているくぎを見つけた
降りて拾った
約20本

ふと自分の車のタイヤを見ると


初めてきたこの村、まだ恨みを買うアクションは何もしていない。
ふざけやがって、何の恨みがあるのか、なぜくぎをまく。


ようこそ
素晴らしい釘のおもてなし


騒いだところで約170人しか住んでいないこの山地、問題は先送りして次へ急ぐ。
金が産出されていた証拠が


金があった


道がだんだん狭くなる。廃屋が1軒2軒と続いて来ると先が心配になる。



案内を依頼していた方を訪問、そして間歩(=坑道)のある場所へ



これが間歩、いや違う。


小さなお社がある穴


いたるところに屋敷跡の積み石がある。


人の住んでいた形跡
水汲み場は今も健在


何処かの案内紙に載っていた家



見るも無残な姿になりつつある。隣の牛舎は屋根に柱が押しつぶされて倒壊している。
江戸、明治、大正、昭和と一時期は千人を超える人が住んでいただろうこの地。
かくも無残な姿になっていた。
今でも金銀銅鉛など掘れば鉱脈はあるが採算が合わないから誰も手を出さない。
金を探しに来たもののパンクのお土産を貰って帰ることにする。