自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

今年のホタル総括

2014-07-05 17:23:04 | Weblog
2014年堂々川で光ったホタルは概算1300匹、
国の登録有形文化財の砂留1から6番までの約800m間
途切れることが無く、最高のホタル美を見せてくれた。

初光は5月22日、まだ光っていたが強引に幕引きしたのが6月25日
約1カ月のホタルショーは見事で、会が発足以来最高の飛翔で幕引きが出来た。


羽化してまだ時間が立たない光りだけの源氏ボタル

ピン外れだが♀が光っている


ホタルの養殖をする場合この♀を捕まえ、♂数匹を同じかごに入れて交尾、卵を産ます。

5月24日からは堂々川水系最下部の小川で光る。


福田池付近

日本一の砂留6番付近の光


みどりのシャクガの仲間が羽化している





6月3日5番砂留上流では早くも人間に飛び付くませたホタルがいた。


多分30代の女性の腕


6月3~7日には沢山の飛翔が見られた。




どうしても車の光りが入る


ホタルの撮影をする人もかなり多くなる。




この頃はまだ車の数が金、土、日をのぞくと20から30台で撮影できないことはない。
金、土曜日は100台を超えるからカメラ持参の人はイライラされただろう。


この場所では最高300匹近くが飛ぶ


ホタルのかってと言うが♂が1匹飛び始めると時間帯にも寄るが
数10匹が舞いあがり、同期化して光る。
すでに♀と♂の悦楽は終わり、メスは卵を産んだのもいるようだ。


6番砂留下でも沢山の光りが流れた


6月10日頃からは咲きはじめた花菖蒲と遊ぶホタルもちらほら見られた。



6月11日のホタル恋、悲しき♂同士の聞くも涙、光るも涙の物語が始まる。
木の葉の上で光る♂ホタルに上で飛んでいる♂ホタルが光りを見つけて急降下。
そしてターゲットへ向かってにじり寄る。会って確認、オス・バイといって飛びさる。




6月15日堂々川ホタル同好会の総会
そうかいと言えるほど出席者は少ない。議題を粛々と進行させた。



講演やオカリナの演奏で時間が立つと
20時前に貸し切りバスで堂々川へ向かう。
堂々川は車が130台以上、人々であった。
でも今年は人よりホタルの方がはるかに多かった。




真面目に周遊道路から見る人をしり目に
虫駕籠と網を持ってきた老人(オスもいればメスもいる)と子供連れ
一組捕まえて注意をしたがすぐに放すつもりで家には持って帰らないという。
駕籠の中には10匹は超えて光っていた。
6月10日を過ぎてからはホタル泥棒が非常に多くなった。
子供連れの為、老人と孫を怒らずホタルを放してもらうことを考えた。
毎日15枚ほどホタルの光を印刷した写真を子供に渡してホタルを放してもらった。
ありがとうと言う子供と何も言わずに逃げるように立ち去る老人。
同じ年代の人だと思うが悲しい人たちだ。(福山市中心部の人が多かった)

そのほか今年は、整理する人が数人お手伝いしてくれ
上流に向けて左側駐車が守られ、下る人が困らなかった。
当然私が110番通報で叱られることはなかった。
又、今年はゴミが非常に少なくマナーは最高であった。

残念なことが一つ、たばこの吸いがらのポイ捨て、火のついたまま捨てる人は結構多かった。
JTさんに文句を云う必要がありそう。

色々あったがホタル観賞は過去最高の幕引きが出来た。
お手伝いしてくださった方ありがとう。