「アクセラ」 の修理が上がったとの事で、代車で 小林モータースへ。
この数日は台風の影響で板金は難航したとの事で、毎回頭が下がります。
お店に行くと、「アクセラ」 の横に 「ジムニー」 が。
「ちょっと乗ってみますか?」 とのお言葉に甘え、ご近所をグルっとハンドル握らせて頂いちゃいました♪
レトロ感満載なんだけど、随所に新しさのある 「ジムニー」。
既に17時近くで曇天、薄明るい中だとインパネに灯が入り 雰囲気最高w
スタートスイッチ ポン で静かに目覚めるエンジン。
なるほど、大人しいエンジンって こんなところにも現れてるのか。
Dレンジに入れ、サイドブレーキを下ろし、お店の出入り口(かなり急なスロープなのが好都合)へ向かう。
…、アクセルペダルとハンドルの印象が予想と違う。
もっと軽自動車っぽく、ペラペラ パタパタ なのをイメージしてたら、凄くシットリと 適度な重さもあって上質感が半端ない。
ブレーキもですが、その操作フィールはとてもウェットで安っぽさがほとんど感じられない。
道路に出、加速する。
エンジンがとても静かなのに、タイムラグ無く車体を 普通 に 速度に乗せていく。
ウチの 「アクセラ」 みたいに極低回転域でラグが大きかったり、叔父の 「XVハイブリッド」 みたいにアクセルを深く踏み込まないと速度が鈍いなんてこともない。
適度な重厚感を伴い、普通車のようにスムーズに走っちゃう。
室内に目をやらなければ、これが 軽自動車だってイメージはわき難いと思います。
車体の挙動も、軽自動車の フラツキを伴う軽いモノを想像すると見事に裏切られますね。
多少のウネリや荒れがある道路ですが、何事も無いかのように走ってくれる。
ボディがガタゴト言うことは皆無でした、普通車ですねまるで(汗
ドアのバックミラー付近に設けられた切欠き 、大きくは無いけど車外の見切りに物凄く効果があると実感。
これはデザインではなく、優れた実用装備と言えそうです。
ペダルの位置は、普通車と逆にややオフセットしてます。
足を下ろすと、左側に変速機等があるためか、やや右に両足を寄せる印象です。
体幹の真正面にペダルを配置する事を最優先する最近のマツダ車に慣れると、この辺りの違和感は直ぐ判るみたい。
着座ポイントがかなり高いため、夕方の生活道路で前に数台の車がいても見切りが良くてストレスを感じにくい。
「アクセラ」 という背の低い車に乗ってると、この目線の高さがもたらす優位性がとても新鮮です。
しかし、何と言うシットリと落ち着いたハンドリング。
上質な普通車を運転してる錯覚に陥ります。
以前試乗した、「エスクード」 の落ちつき無い 接地感乏しい乗り心地とは雲泥の差でビックリです!
これなら女性が普段使いに購入しても、何の不満も無いでしょうね。
それより、腰の高さから スーパーの立体駐車場でも 段差全く気にせずガンガン乗り込める安心感は、新鮮な驚きになるかとw
ウィンカーのポッカン ポッカン 音は思わず笑ってしまう可愛らしさ。
少し気になるのは、やはりシート表皮とホールド感。
総じてスズキの車はシートがガバガバに設定される事が多い。
恐らく、世界展開する小型車メーカーの 外人に対する対応結果だと予想してます。
なので、「スイフト」とかだとシート交換しちゃう人が多いと聞いた事があります。
「ジムニー」 も海外で 「サムライ」 として展開してるせいでしょうか、正直 ホールド感はイマイチです。
表皮も安っぽいクロス地というか、汚れ、特に水モノが掛かった時を考えると、合成ビニール系の仕立てにしてほしかったかなぁ。
ま、そんな事もスッポーンと忘れちゃうくらい、「ジムニー」 の乗り心地や操作感は 上質で驚くものでした。
「これは売れるワケだ…」。
よく 「セカンドカーが持てるなら」 というセリフを聞きますが、この「ジムニー」なら普段使いからオフの趣味まで1台でフルカバーできる車だなってのが実感です。
乗車が2名、ないし3名程度なら 十分に実用に耐えるんじゃないかな。
因みに、シッカリとしたラダーフレームを持つ 「ジムニー」 は並はずれた走破性能と、衝突(事故に巻き込まれるとか)安全性で優れてます。
代償として、1tを超えてしまい、実燃費は恐らく10km/h前後ではとの事。
エコカーでは無いですw
でもでも、試乗してたらそんな事完全に忘れてしまいました。
災害時に強いオフロード走破性、雪道とかでも心強いパートタイムAWD、そして狭い路地や大きな段差も無いに等しくしてしまうコンパクトなボディ♪
「ジムニー」 には他と比較する必要のない、オンリーワンな世界観が詰まってるなぁ とにやけてしまった私でした。
試乗を終え、修理から上がった 「アクセラ」 の運転席に座って第一声。
「ひ、低い」 (爆