昨日からWebに マツダが ディーゼル・ハイブリッドを投入すると言うニュースが複数確認できますね!
要約すると、
マツダのクリーンディーゼルに 48V系 マイルドハイブリッド を投入する。
時期は2020年を目標とする。
ハイブリッドは社内製で、現在のトヨタ系は廃止する。
モデル投入は 「CX-5」 から順次展開。
みたいな感じかな?
世界的に見ても、そう多く無い ディーゼルエンジンのハイブリッド。
個人的に、三菱の 「アウトランダー PHEV」 みたいに強力な電源&活用システム を持つタイプのSUVは、物凄く魅力的だと考えてます。
但し、パワーソースが 「ガソリン」 である時点で、ランニングコストや、災害時の入手性の悪さを考えると 「いざ という時に役に立たない可能性が高い点で購入意欲には結びつかないなぁ」 というのも本音。
「もし マツダの クリーンディーゼルをソースにする アウトランダーみたいな車が登場したら それこそ真打になりうるのでは」 と夢見てしまうのです。
残念ながら、今回マツダが投入を決めたと言われてるのは マイルドハイブリッド。
エンジンを補助するシステムであり、強力な電源とモーターでEVの利点を満喫できるものでは無い様子。
段階的に、本格的な ストロングハイブリッドへ向かう ファーストステップ と考えるのが妥当そうです。
そう考えると肩透かしなのかと思ってしまうのですが、どうやら内容はなかなか興味深いもの。
先ず、ベースとなる SKYACTIVE-D は、俗にいう GEN2 なものだと思われ、より進化して 約10%の燃費向上が見込まれてるらしい。
その進化版クリーンディーゼルに、マツダ独自のマイルドハイブリッドを組み合わせる事で、最終的に約20%の燃費向上に到達させるとの事。
20%って、にわかには信じがたい。
そもそも、現段階でも マツダの SKYACTIVE-Dは輸入車のクリーンディーゼルと比較しても、かなり優秀な燃費を叩き出してるという。
そこからの20%、つまり2割ってのは常識的に考えて桁外れです。
実現するのか見物。
というか、SKYACTIVE 提唱から最近は次々と 「世界初」 の それこそコロンブスの卵的なアイディアを投入し続けるマツダ。
何となく、本当に実現してしまいそうでワクワクしてしまうのですw
これは個人的な希望ですが、マイルドハイブリッドを クリーンディーゼルに組み合わせるなら、SKYACTIVE-D1.8 でお願いしたいところ。
先の 「CX-3」 試乗でも思いましたが、排気量が300cc上がってもやはり 可変ジオメトリーターボの下はじれったい、やる気の薄い領域が払拭されてなかった。
0発進時から最大トルクを発揮できるのがモーター、EVのメリットです。
ならば、0からターボの過給がドーンと盛り上がるまでの間を モーターでアシストして欲しい。
トルクバンドに入れば、小排気量でもかなりリッチな加速ができるのですから、手薄な部分をEVで補てんできればかなり魅力的になるのでは、と。
ってのが、出たらいいなぁw