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連日、30℃をゆうに超える猛暑が続いてる。
それでも、日暮れには30℃を割る日が出て来た。
風も心もちサラっとした感じに。
それでも、まだまだ残暑は厳しく、新型コロナと熱中症で医療機関は限界ギリギリだとニュースに踊る。
先日、オーディオ(アンプ)の真空管が発振し、2本 交換した。
それから、酷暑の中、あまり気が進まないがアンプに火を入れるようにしてる。
でも、何か透明感は無いし、左チャンネルの中高温は弱弱しいし、低温がボヤっと滲む。
最近はめっきりCDプレーヤーの電源が入る事が無くなり、管球アンプは主にTVの外部音源に徹している。
悔しい事に、その音は家電量販店で3千円程度で購入したACアダプタ駆動のミニスピーカーにも劣る…。
我が家のアンプは、出力管の5881を除けば、あとは全て12AU7Aで構成されている。
(12BH7も使ってるか)
ECC82って球です。
かなり昔、高信頼管なら音が良くなるだろうと、JAN-6189Wという球を1セット入れた。
思えば、この頃から暫くアンプを使う事が無くなり(趣味が他に移ったからなぁ)、放置される事に。
最近はまぁアンプに火が入る事が増え、その音色、情報量の劣化が著しく 全買い替え(ソリッドステートへ)を考える日々。
連日、ネットでアンプの情報を探っていた。
それでも、どれかの球が悪いのか最後に足掻いてみようと左右差し替えで悪さをしている球探しをした。
12AU7は先の6189Wや5814Aに差し替えられてるものもある。
結果、どうも6189Wが怪しい事が見えてきた。
「これで最後。今回ダメだったらもうアンプを買い替えよう」という決意で、ヤフオクに出ていた球に手を出した。
どういうルートで入手するのか関心するが、GE の5814Aが出ていたので2本購入。
プレートにシャフトが付いてる、作りはしっかりした感じに見えた。
GEは最初に手を出した6L6GCのPPパワーアンプで、その音の素晴らしさで好感あるメーカーです。
マッキントッシュの名機にも採用されてるらしい。
いっときは市場からほとんど姿を消したGEだけに、もう出てこないかと思ってたw
本日、球が届いたので、同GEの6189Wと5814Aを差し替えた。
電源を入れて驚いた!!!
今までのダメな点がほとんど劇的な改善を見せたのです。
左右のバランスの崩壊がピタっと定位、良好に。
ショボショボと濁って出てこなかった中高音がスッキリと透明に。
ブーミーにモコモコいってた低温はギュっと締まって、中高音とのバランスが整った。
ボロボロだった音の定位が見事に復活。
スピーカーの真ん中後方に音像がシャープに定位してるのが涙出るほど嬉しい♪
そして、管球アンプならではの圧倒的な情報量が復活!
きちんとバランスが取れてるシステムの特徴、スピーカーの存在が見事に消えてる。
これなんですよね。
この球のアンプが作り出す肌触りの良い生々しい音楽空間を味わっちゃうと石(ソリッドステート)のアンプじゃ満足できなくなる。
かつて、オールリボンスピーカーを鳴らすため、KRELLの一台100万を超えるモノラルアンプを2台使った事もありましたが、莫大な電力を消費するだけで満足行く感動は得られませんでした。
結局、その時は6B4G(三極管)のシングルステレオに総入れ替えになったっけw
現在、質の良い管球アンプが数十万で手に入ります。
決して安くは無いです。
でも、ハイエンドに足を踏み出そうとした時、同じ感動を求めるとソリッドステートより球の方が格安で省電力なのに驚く人も多いかも。
時代は進み、音源がレコードやCDからソリッドステートにて進化を続ける今こそ、真空管を組み合わせて楽しむメリット、更に大きくなった気がしてます。
とりあえず、これで暫くアンプを鳴らしてみて、買い替えは無しになりそうな我が家ですw
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