最近知り合った友人が、妙に蒸気機関車の話に興奮するw
実際に見てみたいと言うので、高崎から横川へと走る「SLぐんま よこかわ」のチケットをとった。
水上は何度も行ってるが、横川方面は初めてです。
当日、日が昇り始める頃に自宅を出発、友人をピックアップして高速にのる。
相当のマージンを取って早めの出発です。
当然、話は盛り上がるが、関越自動車道手前で突然のハザード、渋滞に。
イヤな予感…。
渋滞が一向に動かないので、ネットで情報を探してもらった。
「関越自動車道で6台の玉突き事故」との事。
下に逃げようにも全然動かない、時間だけが過ぎていく。
圏央道から関越自動車道(の渋滞)に入るころ、乗る予定だった列車の発車時刻になった。
「乗れなかった」。
相変わらずの渋滞、事故の原因作ったヤツ、「死刑、地獄行きでお願いします!!!」。
やっと渋滞区間を抜け出すも、列車発車から30分が経過している。
まだ始発の高崎まで1時間近く走らねばならない。
ふと追い越し車線を見ると、また3台が玉突き事故で車線を塞いでる(休日は素人が多いのか事故だらけ)。
発車時刻から1時間以上が経過し、やーーーーっと高崎駅に到着。
恐らく、もう列車は折り返しの横川駅に着いてるハズ、最悪。
駅弁屋で、電話予約していた「SL弁当」を受け取る。
通常、発車時刻を過ぎたら売り切る人気弁当だが、必ず受け取るからとメール&電話で予約してたのが幸いしました。
さて、復路のSLに追いつくため、無駄にした特急券はゴミですが、セットの乗車券で普通列車使い追いかけます!
初めて乗る路線、のどかな景色が良いのですが、行きの列車に間に合わなかったショックでややブルー。
横川駅、やっと追いついた!
今回、高崎から横川へは「ELぐんま よこかわ」として電気機関車で行くはずでした。
その先頭がこちら、「EF65」です。
かつてはブルートレーン等をけん引し大活躍したこの機関車も、最近ではほとんど見かけることが無くなりました。
貴重な体験だったのに、やっぱり無念!
列車の反対側、いました蒸気機関車。
「C61」です♪
帰路はコレで高崎を目指します。
やっと友人も大はしゃぎ、スマホでガンガン撮影しまくります(後にWBが狂い、ほぼ全滅と分かりますが)。
とりあえず、半ばヤケクソでここまで追ってきたので、どっと疲れが。
なので、ベンチに腰掛け…
高崎駅で確保したSL弁当を、周りの目を気にもせず広げますww
入れ物はこんな感じで、フタに金色で絵が入ってます。
箸も、側面と箸袋にロゴが入ってます、記念になります。
2種類からチョイスでき、「D51弁当」と「C61弁当」が。
毎回「D51弁当」なので、今回は「C61弁当」に挑戦です。
どちらもSLが走る日にしか買えないので、オススメですw
中身は韓国風、甘辛いコチジャンのビビンバみたいなの。
ちょっと匂い強めだけど、ピリっとして美味しい♪
通る人が物珍しそうに眺める、ちょっと恥ずかしい。
横川といえば「峠の釜めし(おぎの屋)」で有名だから、恐らく多くの乗客は駅前のお店に行くのでしょうね。
何度も食してるから、今回はSL弁当。
そうでなければ、高崎名物の「ダルマ弁当」が良いですねー。
大渋滞のおかげで、そう待たずに折り返し列車の発車時刻に。
自分の座席に着き見回すと、埋まってる座席は1/3程度。
確か同日に真岡鉄道と大井川鉄道でイベントやってるので、そちらにお客が流れたかな?
初めてSL列車に乗る友人のはしゃぎ様、ハンパ無い(汗
定刻、警笛を鳴らし、列車が動き出した。
実に久しぶりの蒸気機関車ですw
乗った方なら実感でしょうが、床下とかにエンジンやモーターが無いので静かに動き出します。
例外は前後端車両(ディーゼル発電機が全開で超ウルサイ)、今回は中ごろでセーフ。
片道、ほんの1時間程度のユッタリとした汽車旅。
沿線はどこに行ってもカメラを構えた人、人、人。
あるいは手を振ってる人が絶えない。
友人は、この手を振り合うという行為が新鮮だったらしく、終始人を見つけると車内から手を振って大喜びしてた。
まぁ、こういう楽しみ方もアリなのかな、ちょっと理解に苦しむ。
あと、もうちっと静かにしてろよー(涙
何か所か駅に留まり、のんびりと景色を眺めてるうちに高崎駅が近づく。
車内アナウンスが昭和っぽくて妙にウレシイ。
あと、アナウンスの時に流れるチャイム(曲)、これって「国鉄」の特急とかに乗った時に流れてたソレ、そのままなんじゃないかな!
子供の頃を思い出し、なんか凄く懐かしい。
車窓がのどかな畑風景から、都市部のビルが立ち並ぶ風景に急に変わる。
古い例えだが、アニメ「銀河鉄道999」が メトロポリスや大アンドロメダの駅に入るシーンが脳裏に蘇る。
古き昭和初期の蒸気機関車が、そぐわぬ近代都市を走るミスマッチは非現実的な魅力が。
高崎駅に到着。
けん引してきた機関車の周りはあっという間に人だかりです。
機関士さんの仕事場、頭が下がります。
確か昭和22年ごろの製造の機関車。
もう80歳近いご高齢です。
一般に蒸気機関車の心臓部、ボイラーの寿命は半世紀程度と言われます。
いつまでも元気で、ファンにその雄姿を見せてほしいと願わずにいられませんね。
残念な事に、マナーというか、自分さえ良ければという行動をとる輩が多いのも事実。
結果、鉄道会社は必要以上に苦慮し、時にはイベントを中止する事もある。
撮り鉄、乗り鉄、酒類は様々ですが、恩恵受ける側も配慮して楽しみたいものです。
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