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二つの理由からタイヤを交換する事にしました。
スリック走行するとタイヤの温度が上がっても表面にいろいろなカスとかが塗したように付いてきます。
実際のレースでタイヤカスとかを踏むとグリップが一気に落ちて危険になるのと一緒ですね、きっと。
そこで一般的に高速サーキットでは弱いとされるラジアルタイヤの投入を試す事に。
シーエリアを持つラジアルタイヤは路面状態が良ければグリップ不足でタイムが出ませんが、異物が多い路面なら付着し難く、段差が起こす風圧で異物を飛ばす効果が期待できます。
もう一つの理由が「路面」です。
ナロー(26mm)より更に幅の広いスポンジタイヤを履くGPを基準にしたコースには意外とルーズな起伏が存在します。
EP用のお座敷コースの様に徹底した平面取りとは対照的にアスファルトの粒子が路面の表面ですから常に接地点が変わります。
場所によっては小さなウネリもありますから、GPには大きな問題にならなくとも、タイヤの幅が狭いEPには死活問題となる事があります。
平面なスリックで常に路面と平行かつ面積を保つには高度なセッティングと操縦技術が必要です。
でも実際の路面を観察する限り、EPはGPのように滑る事を前提としていないため、タイムを出すには「如何に一筆書きラインで速度を維持できるか」が重要なカギになります。
速度域が高いと路面のウネリは轍(ワダチ)のように車輪をすくう事があるし、より俊敏な足の動きとストロークが無いとタイヤが路面から離れます。
結果、突然車体の向きが変わったり、妙な所で姿勢が崩れたりと安定を欠きます。
これを緩和する手っ取り早そうな方法が「ラウンド形状のタイヤ」だと考えました。
スリックは面で接する事が前提なので、ほぼ全てがフラットな形状です。
対してラジアルの多くが水膜を割いたり、異物を吐き出すようにラウンド形状のものが大半です。
路面がタイヤに対して斜めになっても丸いタイヤなら設置面圧の変化を最小限に抑えられそうです。
この二つの理由が「ラジアルタイヤの投入」を決めた理由です。
コメント--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。- やみがらす [2013年1月27日 1:17]
- >自己RES
持ち込んでたラジアルは京商のモノ(絶版)とタミヤのもの。
溝が浅くフラットに近いミシュラン公認は自宅だし、シミズのD01Jパターンはお気に入りで使いたく無い(高いし)。
という事で最も安く、更にスポンジインナーまで付いて来ちゃうタミヤのミディアムナロー・ラジアルを履かせることに♪
って、このタイヤはレインボー・テンで購入し、長くホッタラカシにして一度は白く変色した不運なタイヤだったりするんですが、ね(汗。
確か組む時にインナーをスポンジからモールドにした気が。
ダメ元の投入、結果はさて!