年内発売を公言してるマツダのフラッグシップ、「CX-8」 のエクステリア画像が1枚出てきた。
サイズ的には、「CX-5」 のホイールベースを伸ばして3列シートを収める「CX-8」。
全長 4,900mm だそうで、5mに近い巨体です。
画像を見る印象は、「CX-5」 のキャビンを伸ばした というよりか、「アテンザ・ワゴン」 の全高を増したSUVといった印象が強い。
「CX-5」 と見比べて、明らかに違うのがドアの占有比率。
前ドアがやや大きかった「CX-5」 に対し、明らかに「CX-8」 は後ろドアの比率が大きくなっているのが判る。
後席と3列目の出入りをサポートするため、後ろドアが巨大化されたと思われる。
スライドドアを持たない 「CX-8」なりの工夫みたい。
ただ、前ドアの小ささ(短い)から、乗降時に窮屈感が出そうに見える。
全体のデザイン(真横しか画像が無いのだが)は、相変わらず 「チーター」 の動きを模すようにダイナミックな 「魂動(こどう)」 が貫かれてると感じる。
他社(車)が部分のデザインを重視する印象なのに対し、最近のマツダは全体で一つの完成体 みたいです。
好き嫌いはハッキリと判れるでしょうが、こうした点で国産車としては異色な存在です。
「CX-8」 を見ると、ボディ後方の 「筋肉の躍動」 とも見える 見事な造形が目につきました。
3列シートにするためキャビン後方をめいっぱい伸ばして ボッテリする車が多い中、ルーフ端も意外なほど伸ばさずになだらかな 流れ を乱していない。
相対的にボンネットが短く見えてしまうけど、「CX-9」もこんな感じだからギリギリ許容範囲って事なんでしょうね。
マツダ車はボディに複雑な起伏があるせいか、写真で見るのと、実車を目で見るのとで印象がかなり違います。
それは、車というより、美術品を鑑賞するような感じに似てるかな。
「CX-8」、買えない(車庫に入らないし)けど登場したらぜひこの目で見てみたいものです。
※.しかし、モノの陰影を強く浮き彫りにする 「モノクロ」 で画像を公表するマツダの手法は自社の製品を良く理解してると感心させられます。