草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

第3回PTAカフェに参加してきました

2019年07月15日 | 足元記 - PTA問題解決にむけて

今日は、練馬区の有志がおこなった第3回PTAカフェにお邪魔してきました!主催は、練馬区議の高口ようこ(こうぐち・ようこ)さん達です。

こちらのリンクからは、過去のPTAカフェの開催報告が読めます。

地域の会議室で開かれたカフェの参加者は、高口さん含め17人。お子様連れOKの空間でワイワイと話しました。この熱気は、5月18日のPTAフォーラム並み!!現役PTA会長や元PTA会長が、何人も出席されていました。

今日の目的は、練馬区に良いPTAガイドラインを制定してほしいから、話し合ってたたき台を作ることです。

最初に、高口さんから練馬区の動きについて報告をはさみつつ、PTAに詳しい方・問題解決のため活動してきた方ら3人のお話やプレゼンテーションがありました。

  • 大津文書など、各地のガイドライン事例
  • 高口さんの話
  • 練馬区議会に陳情した方の話
  • PTAの歴史、理念、ガイドラインの目的

プレゼンの最後の一枚を、発表者の許可を得て掲載します。斜めで見づらくて申し訳ありません。

高口さんと同じ会派の「市民の声ねりま」の議員が区議会でPTAのガイドラインについて質問したところ、「やりません」と答弁があったそうです。練馬区小P連から要望があれば考えるとのことです(これは、社会教育法 第十一条と第十二条を見れば、理解できます)。では、小P連を変えるにはどうすればよいか?という命題が残ります。議員の立場からすれば、本当は政治が教育に介入するのはよくありません。でも、PTAは今変えたい。

ここから、喧々諤々の議論で盛り上がりました!

  • 町会の話
  • 地域の人はいい人なんだけどね、口を出さないで
  • PTAパワハラの話
  • 会長は孤独な話
  • 町会を変えると政治もPTAも変わる
  • 各クラスからPTAが意見を吸い上げ、クーラー設置が実現した
  • 声を上げることが、"荒らしている"になっちゃう
  • 総会の委任状は民主主義的ではなく、「議決権行使書」がよい

ノートからちゃちゃっと拾うだけで、こんな感じです。

PTAが変わる大きなカギは、学校長が握っているのが現実です。ですから、ガイドラインは学校長あてにします。そして、PTA会員向けには、別に小P連からガイドブックを発行するのはどうかというアイデアが出ました。私、世田谷区の「みんなで学ぶPTA」の話をしました。

ガイドライン自体は、5月18日のPTAフォーラムで、木村草太先生がおっしゃったPTA運営の2大必須要素を核にすることが合意されました。というのも、シンプルな方が皆に伝わりやすいという意見が出たからです。核になるのは…

  1. PTAは任意、を徹底すること
  2. 非会員差別をPTAからなくすこと

です。

高口さんが板書をしてくださって、最後にまとめてくださいました。これも許可を得たので貼り付けます。

高口さんの経験から、区役所は、お母さんは軽視するけど、PTAは重視するそうです。なのでPTAはあった方がよいとのこと。

う~む。PTAの意見集約機能と民主主義、試されるなあ。PTA会長がどこかの会議で発する意見は、はたして会員全体の意見だろうか?という問題は、付いて回ると思うからです。

今日の感想は、PTAを適正化するムーブメントが確実に起こってる!!数年前と比べてもだいぶ違います。嬉しいです。今日お会いしたみなさま、ありがとうございました。


アートな場、クラフト工房La Manoの夏の染織展に行ってきました

2019年07月07日 | イベント告知・参加報告

昨日は、大切な友人が関わっている、クラフト工房 La Mano(ラ・まの)の夏の染織展に行ってきました。夏の染織展は、2019.7.5(金)~8(月)まであり、最終日はライブをするそうです!

La Manoは、東京・町田市にある、藍染めを主とした草木染とハンドクラフトの工房です。一般就労が困難な方々(障がい者)が作業の中心となり、それを支える方々によって運営される、NPO法人です。小さな里山にある築100年の古民家(母屋)と、セグンダと呼ばれる工房、作業場、畑があります。

染織展では、皆さんが半年かけてコツコツ作りためてきた作品の展示販売のほか、施設と作業の見学が可能です。

もう、何に感動したかといえば、LaManoではあらゆる人が尊重されていること!作業者はメンバーさん、サポートする人はスタッフさんと呼ばれていることから、人に上下はないのだという信念がうかがえます。また、絵を描く方が数人いらっしゃり、アーティストと呼ばれています。

他にも、その人のペースで活動できること。ダイバーシティ(多様性)があり、関わる方それぞれの得意分野が生かせていることがうかがえました。つまり、創造的なんです!創造は、主体性と個人が尊重された自由な空気の中で行われるものです。

LaManoにはアートがあります。空間も活動も作品も、芸術であり技術であると感じました。

では、展示会と作品の数々を写真で紹介します。丁寧な手仕事をご覧ください。

 

手織り一点物のバッグ。
縫製は、有償ボランティアさんが担っています。
壁には建物の歴史あり。

藍染めのストール。手織りと、絞り染めがあります。
一番下の濃い染めは、夏のお天気の良い日だと5回染織でできるそう。でも、お天気が悪いと、15回染織してもここまで濃くはならないとか。

刺繍ポーチ。糸は、LaManoで染めたものです。

気分が上がる、色とりどりのポーチ。
色は濃いのですが、草木染めのため、落ち着いたトーンです。
実はこのポーチ、組み合わせてバッグにすることができます。もちろん単品でもお求めになれます。

三連ポーチ、組み合わせるとこんな感じ。
色選び、めっちゃ楽しい!
ポーチを三連で買うと、ストラップ1本1000円がサービスになります。組み合わせに悩む方には、スタッフさんが相談に乗ってくださいます。

こちらは、アーティストの原画をもとにした文具です。
見づらいですが、窓にかかっている動物の絵もアーティストグッズです。

他にも、Tシャツ、藍の型染めTシャツや手ぬぐい、コースター、草木染の靴下、子ども服など、さまざまなものがありました!

疲れたので一休み。
冷たい麦茶と杏仁豆腐のふるまいがありました。

母屋を出て、セグンダと第三作業所へ向かいます。
正面の建物は、セグンダです。
藤棚が見事で、ロケーションの素敵なこと!

まずは、第三作業所を見学しました。ここでは、縫物と、染色作業が行われているそうです。染織は今日はお休み。中華料理屋にありそうな、大きなコンロがいくつも置いてありました。

絞り染めの、絞り工程です。ぎゅっと、がコツだそう。
メンバーさんが作業されています。

刺繍の、ハチさんです。色選びがカワイイ!
配色はメンバーさんのセンスに任されています。
チェーンステッチが見事にそろっていて、一刺し一刺し丁寧に縫われていることがつたわってきます。

次に、セグンダへ向かいます。セグンダの1階では機織り・手紡ぎ作業が行われていました。2階ではアーティスト原画の展示場、アトリエとなっています。2階では写真は撮りませんでした。

藍染めストールを織っているところ。
1作品2mの仕様で、これから長さを計測するところです。

こちらはバッグの生地です。
メンバーさん一人一人に合う言葉で、作業内容や指示等が織機に掲示されています。

バッグ生地の織機の上部には、工程をスモールステップで記した紙がありました。かなり複雑です。1工程終わるごとに、洗濯ばさみをずらしていくそうです。

山のてっぺんには、畑がありました。野菜や、染色に使う草木、綿花を栽培しています。収穫された野菜で食事を作り、皆で料理を囲むことがあるそうです。豊かだな。暖かいな。

 草木染に使う、マリーゴールドです。黄色系の染色に使います。

綿花も栽培しています。
西洋種の白い綿花と、在来種の茶色い綿花があるそうです。

「手のプロジェクト」といって、
地域住民、福祉施設の人なども一緒に
綿の種まき、栽培、手紡ぎで糸をつくる活動があります。

手紡ぎの綿コースターです。
ざっくりとした風合いがナチュラル。

クラフト工房LaManoは、何から何まで素敵な場所でした。また行きたくなりました。


七夕の短冊

2019年07月04日 | つれづれノオト
今日は生協パルシステム東京の、ファシリテーター定例会でした。

帰りの乗り換え駅で、七夕飾りを募集していました。迷わず書きます!
そして、自然に出てきたのが「いつまでも元気でいられますように」。
なんだか、お年寄りみたいですね。

ミニオフ会@荻窪キーマオキッチン

2019年06月22日 | 足元記 - PTA問題解決にむけて

今日は、東京は荻窪にあるタイ料理のお店、キーマオキッチンでミニオフ会がありました。東京オフ会はたいていここ。というのも、店主のキーママさんは、PTA問題に関心のある方なんです。

キーマオとは、タイ語で「のんべえ」という意味だそうです。今日はガパオライスを食べたのですが、写真を撮り忘れたので、別の日に食べた「トムヤムつけ麺」の写真をアップしま~す♪

女子7人で、しゃべるしゃべる。お題はフリーで、気軽です。

改革に頑張っている会長さんから、PTAを中から変えるため頑張っている方から、無理解な地域にお悩み中の方まで。また、PTAはやめて、放課後の子どもの居場所を作る準備をしている方もいらっしゃいました!

参加者のお話から、いわゆる「世間」というものに絡めとられているPTAや学校にもどかしさを感じつつも、確実に風は吹いていることを実感しました。

コンプライアンスをPTAにもたらすべく奮闘していらっしゃる方が、増えています。心強いです。


西洋美術館建築ツアーとクリムト展

2019年06月13日 | つれづれノオト
今日は、従姉と一緒に、国立西洋美術館の建築ツアーと、クリムト展に行って来ました。

まずは東京文化会館のレストランでランチ。西洋美術館の建物が見える席で、グラタンを食べました。量がお上品だったため、デザートも追加しました。

西洋美術館の建築ツアーは、ボランティアのガイドさんについて、10人位で回りました。
ル・コルビュジェ設計の西洋美術館は、世界遺産に登録されています。2年ほど前に、建物にフォーカスした企画展をしていました。そのときに、建物の見所を押さえていたつもりでしたけれど、今回のツアーでは、また別の見所を知ることができました。

クリムト展は、時間の都合でささっと見て回りました。
クリムトのイメージは、これまでは、金、豪華な服、複雑な模様、個性的な女性…といった貧困なものでした。
このイメージが覆されました!

死と生、祈り。彼は絵を通して何を伝えたかったのか、気になります。
今回のクリムト展のキービジュアルとなっている絵は、思いっきりトリミングされています。隠れた所にあるものに後から気づいたのですが、ぞーっとしました。

西洋美術館で、従姉オススメのお土産を買いました。
パッケージを西洋美術館の外壁に見立てた、雷おこしです。

雷おこしの見た目が、西洋美術館の石の外壁に似てることから、このお土産は企画されたそうです。
しおりが中に入っているの、粋な心遣い!嬉しくなりました。文化的な香りがしますよね。

おこしを一つ食べてみたら、甘いけどくどくなく、口どけが非常によくておいしいものでした。

新たな美術館土産、発見です。

なんちゃってスペイン旅行

2019年06月11日 | 本棚
昨日、一昨日とスペインに旅してきました。読書です。
ダン・ブラウン『オリジン』上中下を一気読み!
いや~~、面白くてやめられませんでした。先が気になって気になって。ハラハラしどおしでした。
 
ダン・ブラウンお得意の歴史探訪をかねた謎ときに、AIやネットのテーマを絡めてありました。
 
多くは語るまい。お勧めします。

明日、コーラスがお琴の発表会とコラボします

2019年06月02日 | 足元記 - PTAコーラス・習い事

明日(日付が変わったから今日ですけれど)、地域のお琴の先生の発表会に、娘の小学校PTAコーラスがコラボします。私も、付け焼刃の練習で参加します☆

曲は、日本唱歌集と地域キャラクターの音頭です。日本唱歌は…

  • うさぎうさぎ
  • 金太郎
  • 桃太郎
  • 牛若丸
  • 大黒様
  • 鉄道唱歌

など。

聞いたこともない曲があるのに、メロディーを弾いてくれるお琴に合わせて、なんとなーく歌えてしまうのは、私も昭和世代だから?(爆)

それにしても、子どものころは人前に出るのが恥ずかしかったのに、今ではすっかり平気になってしまいました。なぜだろう。

夜更かしはお肌に響きます。さあ、寝ましょ。


ファシリテーター養成中級講座、2クール目

2019年05月30日 | pal*system子育て個育てワークショップ他

今日は、生協パルシステム東京のファシリテーター養成中級講座初日でした。

中級講座は3年ぶり、2クール目の開催です。今年は全部で6回です。これ、生協からお金を出してもらえて、受講料は無料だし交通費も払ってもらえます!!パルシステム太っ腹~。まぁその代わり、普段行っているワークショップの謝礼は少なくて、仕事と思うと割に合いません。けれど、学びの質を考えると、ファシリテーター活動は社会人大学院レベルにあたると思っています。

講師の先生おっしゃるには、中級講座の学びを今後のステップアップに生かしてほしいとのこと。視野が生協にとどまらず、受講生の人生なんです。これも立派。ひそかに感激していました。

オリエンテーションのほかに行ったのは、傾聴と質問のミニワーク。お題が「ファシリテーター活動で難しいと思うこと」なので、どの方の話も深堀りしたいことばかり。そして、自分のことに関してフィードバックをすぐにもらえるって、うれしいことでした。

次回の講座も、楽しみです。

 


最初で最後の総会@PTA非会員

2019年05月30日 | 足元記 - 高校PTA

今日、夕食を食べていたら、高校PTAから総会が無事に終わったとのメールが届いていました。

おお!いつの間に!

そうなんです。私、非会員になったから、総会資料が届かなかったのです。(あっ、ブログで報告していませんでした(汗))

娘に確認したところ、1~2週間前に総会資料が配られたとのことでした。そして、資料配布時に先生から「猫んちはこれ取らないでね」と言われたそうです。

当然といえば当然の処置です。

ちょっと興味があるのは、総会資料ほしいといったらPTA本部の対応がどうなるかということです。でも、入学前に会計資料を見せてほしいとPTAに申し出たところ、断られた経緯があります。ですからだめだろうなあ。

なんだか気楽に、あっけなく過ぎた総会でした。

***

2年前の、活発だった総会のエントリを紹介します。


190518:PTAフォーラム~取り戻そう、自分たちの手に~

2019年05月18日 | 足元記 - PTA問題解決にむけて

PTAフォーラムを終えて、帰宅するところです。
写真は、やっと撮れた木村草太先生の質問タイム。肖像権に配慮して、パワーポイント画面のみで、会場の雰囲気がわからずすみません。

今日は、各新聞社のほか、東海テレビの取材まで入りました。
追って記事になるはずですから、ご参加できなかった皆様はそちらをお楽しみに!

第一部で、私は、パワーポイントを使った講演というものを初めてしました。ノートPCを持っていないので、実行委員の方にパワーポイントを操作していただきながら発表しました。
言葉、たどたどしかったと思います。

第二部のワークショップでは、いつもの感じで場を回せました。
参加者の関心が高く、スッゴク盛り上がりましたー!!あんなに充実した議論になったのは初めてかも。
PTA会長をしている方が、親が動くことで子どもに良い影響を与え、意見をあげれば政治が動く原動力にPTAをしたいとおっしゃっていたのが、めちゃくちゃ嬉しいです。これぞPTAの本懐!
もちろん、子どもの育ちを整えるのも本懐のひとつではありますが…

次の予定があるため、延長タイムに残らずに失礼しました。懇親会も、行きたかったな。

*** 190519追記です ***

東海テレビの放送予定がわかりました!

5月20日(月)東海テレビ「ニュースOne」(16:49~19:00内)

です。東海テレビ放送圏内のみなさま、どうぞお楽しみに。


晴れの午後

2019年05月15日 | つれづれノオト
5月18日と今週末にせまったPTAフォーラムの打ち合わせで、築地に来ています。そう、朝日新聞社。初めて行きましたが、読者ホールのある2階は、意外に親しみのある空間でした。

打ち合わせを終え、保坂サイオンコロジークリニックへ行き、小腹が空いたから近くのタリーズコーヒーで一休憩しています。

これ食べたら、上野に行って東寺展を観ようか迷っています。クリムト展も観たいから、今からでは時間が足りないかな。

とても気持ちいい1日。
家では雑事に紛れてなかなか読めない本を、ゆっくり読んで帰りましょうか。

令和の初日

2019年05月01日 | つれづれノオト
京都から、新幹線で東京に戻ります。

京都奈良で2泊3日を過ごしてきました。

ここ数年、京都はものすごい混雑だと聞いてびびって出掛けましたが、この10連休はそうでもないとタクシー運転手が言っていました。海外旅行に出かける人が多いからだとか。
京都駅です。

190518(土)「PTAフォーラム ~取り戻そう、自分たちの手に~」

2019年04月26日 | イベント告知・参加報告

連休明けの5/18(土)に、PTAフォーラムが開催されます。第一部パネルディスカッションと、第二部ワークショップ&質疑があります。僭越ながら、保護者として私も登壇します。

告知詳細&申込は下記のリンクからどうぞ!

PTAフォーラム ~取り戻そう、自分たちの手に~

2019年5月18日(土)14:30~18:00
場所:東京都築地 朝日新聞読者ホール
会費:2,000円

パネリストは

  • 越田 謙治郎氏(兵庫県川西市長)
  • 福本 靖氏(神戸市立桃山台中校長)
  • 石原 慎子(私)

ワークショップでは気になるテーマを小グループに分かれて話します。

そのあと、木村 草太氏(首都大学東京教授)への質問コーナーがあります。

みなさまのお越しを、お待ちしております!


プリンアラモード

2019年04月14日 | つれづれノオト
盛り付けセンスは全然ありません!
でもヨーグルトを使ったので、さっぱりしてイケました。プリンの下には、カステラが隠れてまーす(^-^)

「がんでも幸せ」がんサバイバーシップフォーラム ≪ステージ4をぶっとばせ≫第2弾に行ってきました:190330

2019年03月31日 | 乳がん再発のこと

花冷えの今日、聖路加国際大学でひらかれた、

に行ってきました!

フォーラムには200人は超える聴衆が集まり、熱気がありました。

登壇されたのは、下記の方々です。

  • 保坂 隆 先生(保坂サイコオンコロジークリニック院長)
  • 中野 絵里子 先生(聖路加国際病院 腫瘍内科 医師)
  • ステージ4のがん患者さん、4人

保坂先生からは、いろいろなお話が伺えました。

ステージ4乳がんの5年生存率は37.1%(2007-2009年)であること、10年経った今は、もっと生存率は上がっていること。

鬱には注意すること。鬱は、薬で治る病気です。

がんになった「意味」を考えること。◎歳までは絶対に生きなければならない「理由」「目標」を明確にすること。

家族のケア。家族は、「予期悲嘆」と「大切な人を励ます」という矛盾した状況におかれるため、バーンアウトが起きることがあります。家族間の遠慮を…(とりはらうとよい?)夫婦療法・家族療法をクリニックでは行っています。

死がよぎったとき、スピリチュアルが喚起されます。(この話は時間の関係で端折られましたが、もっとたくさん伺いたかった!)

中野先生からは、腫瘍内科のABCを伺いました。メモが追い付かなかったので、簡単にまとめます。

標準治療とは。
がん治療薬を開発→マウス・ラットで実験→治験(第Ⅰ相、第Ⅱ相、第Ⅲ相の3段階)を経て、既存治療とガチンコ勝負させ、効果のある方を標準としていく、トーナメントを生き残った治療法のこと。多くの症例を比較している。ミラノ試験、ランダム比較、という手法を使うと信頼性が高くなる。

最善の医療とは。
研究結果、医者の腕、患者の希望が合わさったところに見いだされるもの。ただし、これは医療者側の視点にたった見方。(患者側の視点からも説明がありましたが、メモし損ねました)

日本は、がん患者に世界一やさしい国。
国民皆保険、高額医療費制度がある。例えば2017年12月に日本で保険適用された、乳がんの「イブランス」という薬がある。これは1日1カプセル服用して3週間続け1週間休薬するもの。1ヶ月分21カプセルで、アメリカでは138万円もする(ちなみに日本では47.4万円/10割、14.2万円/3割)。高額医療費制度を使うと、もっと安くなる。

中野先生からのメッセージ。

  • 宿命は神様(仏様でも大いなる存在でもなんでもOK)が決める
  • 運命はあなたが決める
  • 本当の主治医は、あなた自身です

患者さんの話は、3人ががん体験の話、1人がキャンサーペアレンツの話でした。共感したり、はっとしたりしながら話を伺いました。それぞれすてき!と感じたことをメモします。

  • 出会いが人生を良いものに
  • 今日この1日を、1秒1秒を大切に
  • 良い子でいよう、を止めた
  • ステージ4にもいろいろある

その後、質疑応答が30分ほどありました。

最後に、保坂先生から示された、ステージ4をぶっとばしている人の共通点を紹介します。

  1. 標準治療をメインに据えている
  2. 人のために何かをしている
  3. 夢や希望をもっている
  4. 食生活を見直している
  5. 治療法を選んでいる
  6. 直感を大切にしている
  7. 抑圧された感情を解き放つ
  8. スピリチュアルなものを大切にしている