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草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

カレル・ヴァン・ウォルフレン 『日本/権力構造の謎』 の書評を見つけました

2009年12月24日 | 世相に疑問
ネットサーフィンして、わかりやすい
書評を見つけました。
メモ代わりに、張ります。

カレル・ヴァン・ウォルフレン 『日本/権力構造の謎』


今夏の衆院選で、民主党が大勝してから
さまざまな問題が吹き出しています。
これは自民政権の膿が出ているとの
説があります。

なぜ、政治がこんなにも混迷するのか。

その理由を、ウォルフレンの視点で
浮き彫りにしているようです。

・・・ということが、書評から伝わってきました。

『働き方革命』駒崎 弘樹著(評者:工藤 敏明):日経ビジネスオンライン

2009年12月06日 | 世相に疑問
かるくウェブサーフィンしていて
見つけました。

この間、著書を読んだ、駒崎氏の別の著書
働き方革命
についての、紹介文。


とりあえず定時に帰れ、話はそれからだ~『働き方革命』
駒崎 弘樹著(評者:工藤 敏明)
ちくま新書、700円(税別)

日経ビジネスオンライン に載っています。

「とりあえず定時に帰れ、話はそれからだ~」は
日経ビジネスオンライン独自の キャッチコピー。
新書を一冊、読んだ気になってしまいました。


      



自分自身が普段感じていること。

世のお父さんたち、社員を定時に帰して!

これは、きっと

会社側、働く側 双方の意識の問題
かと思われますが

それだけかなあ??

お金を払う側 受け取って働く側
おんなじ権利があるはずなのに
なんで お金を払う側はあんなにえらそうに
なるんだろう??

「政策によって貧困が拡大する国」

2009年11月08日 | 世相に疑問
大ショック。


子どもの貧困白書』という本を読んでいます。

まだ1/4しか読了していませんが

怒りにふるえつつ、この国がナサケナクテ
涙が出てきてしまいます。


ひとこといいたい。



  当事者の意見を聞くことなくして、
  物事を決める事なかれ。



なにごとも。


      



この国の 仕組みを 考えたひと、

国民を、ただの数字でしか見ていないような

気がしてなりません。


数字の裏に隠れている事実を、

しかと、見定めて欲しいものです。



民主党に、期待しています。

経済界・産業界からはバッシングが
くると思いますが、

憲法第25条

  「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の
   生活を営む権利を有する」

に保障された、

人間らしい暮らしを
営めていない国民がいて、

貧困家庭に育つ子どもは ひどく
その権利を損なわれており
負の連鎖をこれ以上続けないためにも

抜本的な改革を、期待しています。

いまの 日本、ぜんっぜん、ダメ。


所得再分配をすると、低所得層の子育て家庭は
税金・社会保険料を払った後、児童手当をもらっても
マイナス家計になってしまう、

OECD諸国、唯一の国なのです。

「政策によって貧困が拡大する国」

(by 『子どもの貧困白書』)

知らなかった。

みんなにも、知って欲しい。

生活保護の母子加算全額復活!

2009年10月22日 | 世相に疑問
ニュース。

生活保護の母子加算全額復活。

・・・「へ」がついていました(笑)


正確には

母子加算、全額復活へ 厚労相、財務相と合意
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091022AT3S2200422102009.html



      



自民党政権の基で後退した、ひとのくらし。

子どもの貧困率(働いているひとり親世帯の場合)は、

  58%!!

(国立社会保障・人口問題研究所:阿部 彩 氏算出
20091014朝日新聞朝刊より)


女性の賃金が低いことなどが、如実に
この貧困率にでています。

阿部氏によれば、子どもの貧困は、
人生を100m走にたとえると、
スタートラインが 10m後ろに引かれているようなもの。

長い人生における、不利は、否めないそうです。

格差社会といわれます。
「一億総中流」は、まやかしでありました。

だれしも「健康で文化的な」生活が、
営めるようになってほしいです。



民主党政権、生活重視の政治に
転換してくれた模様です。

もうひとつの、生活保護の高齢者加算は
見送られたようですが、
こちらも 復活することを望みます。

「コンクリートから人へ」。
期待しています。

概算要求見込額97兆円で過去最大!(朝日新聞調べ)

2009年10月17日 | 世相に疑問
今朝の朝日新聞に、国家予算の 概算要求が
実質97兆円になる見込みとの記事が
一面大見出しで載っていました。

日本の国家予算、いくらだろう~?と
思っていたところ
意外な大きい額にびっくりしました。


そして、もっとびっくりしたのは、


 半分以上が 赤字国債で補填される事実


恥ずかしながら、知りませんでした。

不況で税収の落ち込みが予想される昨今、
税収見込額40兆円を下回るらしいです。

赤字国債の割合、計算すると、58%にもなります。


「コンクリートから人へ」という
キャッチフレーズのもと、
これから、無駄な公共事業を洗い出し、
予算を削っていくそうです。



業界によっては、激震が走るはず。


それにしても、

家計の半分以上が借金だなんて、
税金の使い過ぎもいいところ。
このツケはどうやって返していくのでしょうか?

次世代へ、負の資産ばかり増やしていくこと、
うまく解決できるのでしょうか。

年金問題も、いつかは、なんていわずに
すぐにも、解決して見通しを立てて欲しいものです。
いまのシステムでは、破綻するの
考えなくてもわかるじゃない。

こういう事、考えていると
不満と不安ばかりが、つのってしまいます。
はぁ~。

『文教予算ばらまきの怪』に、待った!がかかりました(ていうか、自粛):090915付、朝日新聞

2009年09月16日 | 世相に疑問
8月7日に拙ブログで紹介しました記事の続報です。

うきー!もきー!!のTBS「報道特集NEXT」による『文教予算ばらまきの怪』

4月に、補正予算で 約1.3兆円の予算が
文科省関連で計上され、この使い道への決まり方が
すごく変!!という記事を書きました。

      


今日付の朝日新聞の一面記事に、




  アニメの殿堂 予算を「凍結」
  「中止は必至」文科省、あきらめムード

という見出しで、今春きまった補正予算が一部「凍結」
されていたことがわかった、と掲載されていました。

一部「凍結」されているのは、今年度の補正予算で
まだ執行していない部分

  5536億円

だそうです。

これは 総額 1兆3千億円 の 約4割にあたるそうです。

「駆け込み的にやることには問題がある」として、
民主党新政権発足後に、凍結された一部の事業の
選考過程を検証する考えを示しているそうです。


      


今後の展開に、期待します。

駆け足的な紹介で、失礼しました。

画像をクリックすると、記事全文が読めるので
どうぞご高覧ください。

うきー!もきー!!のTBS「報道特集NEXT」による『文教予算ばらまきの怪』

2009年08月07日 | 世相に疑問
先日、報道特集NEXTで放送された
ある報道が話題になりました。

題して、『文教予算ばらまきの怪』

TBSのサイトに概要が載っていましたので
貼り付けます。

      


報道特集NEXT

文教予算バラまきの怪 (2009/8/1 放送)
きのう自民党のマニフェストが発表され、与野党の選挙公約がほぼ出そろった。争点の一つとなっている税金の無駄遣いについては、自民党、民主党とも「徹底的になくす」と掲げているが、これを実現するために何が必要なのだろうか。番組では、この春成立した補正予算のうち文教予算の中身を徹底的に検証してみた。そこからは、現場のニーズとかけ離れた「ちぐはぐな税金の使われ方」が浮かび上がってくる。

      


先日、補正予算で 約1.3兆円の予算が
文科省関連で計上されたとのことです。

これの使い道が・・・やれやれなのです。

地方自治財政逼迫の折、
野外活動の拠点となる「〇〇青年の家」は
縮小傾向にあります。
というのも学校関連に直接関わることの方が
優先だそうです。

これは、プレーパークに関わる(いえ、活動は
ゼロにちかいので大きな声では言えませんが(汗))
者としては、大変悲しいです。


こうなった原因は、「景気対策を やるぞー!」と
政府のトップがのたまい、財源はどこからか
わかりませんが、4月に約15兆円の補正予算を確保。

文科省の割り当ては、約1.3兆円。

現場のニーズを把握・検討する間もなく
超特急(2週間)で、公金の使い道を
各省庁の官僚サイドが決め、国会提出したからとの由。

一例を、知人がまとめてくださいましたので
一部要約して転載します。

 ・117億円:アニメの殿堂
 ・61億円:青少年教育施設の整備費(国立の青少年施設の環境への対策として、太陽光発電・風力発電を整備)
 ・57億円:電子黒板(1台約70万円)を全国の公立の小中学校に一台ずつ配備

現場の声としては、

ソーラーパネルを設置する
お金があるなら、本当はボートを買い換えたい!とか

使いもしない電子黒板を買わされるなら、
この税金いりません、といった杉並区長(あっぱれ!)
とか。

ほかにもいろいろありそうです。


      


教育の窓・ある退職校長の想い」というブログにも
この報道に関する
詳しい記事がありましたのでご紹介します。

ああ。壮大なムダづかい
http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/1288940.html


      



1.3兆円ものお金、大切に使って欲しい。

使い道は、それこそ、1年掛けて
本当に必要なところに、本当に必要なものを
買えるように ニーズを把握するのが
筋道ではないの・・・?と

庶民感覚では思ってしまいます。


1.3兆円の財源はどこ?
というのも、とっても疑問です。
これ、次世代に付けがまわるのでは??

なんだかな~・・・。
個人レベルではどうしようもないのですが
やるせなくて、三国志の周喩(美周郎)のように
憤死(チースー)しそうです。
 

あいまいネゴシエーション

2009年07月30日 | 世相に疑問
電車で移動中、頭の中に
ふっ と 浮かんだフレーズ。


「あいまいネゴシエーション」

理屈ではないところで、
訳のわからないまま、いつの間にか
誰かに説得させられていた、
という経験、心当たりありませんか?




日本人の集団心理 というか
「同調圧力」というか


日本人特有の 「相手に察してもらう」
コミュニケーション方法
(by諸葛正弥氏)
からくるものじゃないかなー。



つぶやきでした。

いつもお世話になっている「印刷通販グラフィック」:情報公開、ガラス張りによる信用アップの好例

2009年06月18日 | 世相に疑問
のんびりペースで仕事をさせて頂いている

関係で、お取引は年数回程度ですが、

ここの印刷通販、もう 何年もお世話になっています。


  印刷のことなら印刷会社【グラフィック】
  http://www.graphic.jp/


とにかく、ガラス張りの 好実例!!

手の内全部さらけ出し、技術情報も あらかた全部開示し、

顧客サポートページも充実。


それこそ、メールマガジンが発行される以前から

数年おつきあいさせて頂いております。



拝見していると、ぐんぐん商品ラインナップも増え、

紙種も充実し、


   20年前の印刷通販(他社)は完全入稿・校正なしの

   一発印刷!というリスクがありましたが、


校正メニューも あり、それも 当初は 1種で 簡易校正

だったのが、今では 4種類 選べるという 充実ぶり。

もちろん、全価格 が オープン。



わたしたちは、納得して、自分に合う印刷を

自分自身でカスタマイズできるのです!!



我々顧客は、このサイトで勉強して

印刷をお願いできるしくみになっています。



      



なんどか印刷のお仕事も、他でさせて頂いたことが

ありますが、印刷のお仕事って、とっても複雑で、不透明な

部分があって、わたしは 客側の立場で、

わがままを言って 随分迷惑を掛けたことがありました。

(もうないけれど、清祥社さん、ごめんなさい。)



こういう不透明さがあるから、

顧客と 会社の かけひき だの

無理解の元にいじめる、だの

余分な精神的パワーを削がれて 生産性を失う もとに なる

と思うのですが、いかがでしょうか?


      



時代は、ここまで 来ています。


  Make it CLEAR !


ぼやっき~:エンピツ削りについて

2009年06月10日 | 世相に疑問
「世相に疑問」という自分のカテゴリに
分類するまでもない
たいしたことではないのだけれど。

つぶやかせて。


どうして、最近の手動式エンピツ削りは

こうもこわれやすいのでしょう??


じいじの机上にある35年前の
手動式エンピツ削り器は、いまだに元気で
活躍しています。

技術立国ニッポンが、未だ生きていた頃の製品なり。


      



今使えなくなったのは、2代目エンピツ削り器。
1代目はムスメの入学と同時に購入しました。

なのに2つとも、使い始めて数ヶ月で
エンピツが入っていかなくなりました。

もちろん、エンピツの末端を押し込んだり
削る部分を引っこ抜いて掃除をしたりの
努力はしております。

削るときの感触から いわせてもらうと
パーツの合いが 甘くって!!
さすがに3代目を買う気になれなくなりました。

かといって、電動式エンピツ削り機を買う気にも
なれません。

というのも、ただエンピツを差し込む、
それだけで ガーッと
削れてしまう、無駄に削っても気が付かない、
そのことが 気に入らないのです。

たとえるなら、電動式シャボン玉メーカーのよう。

情緒もへったくれもありませんし、
スイッチをいれれば、すぐさま
求める結果が得られる。しかも効率的に。

それはそれで便利なのだけれど、
何かが違うような気がします。
とくに、こどもの毎日のことでは。


というわけで、
ムスメはいま、手でくるくる回すエンピツ削りで
しこしこ削っています。

へたっぴいだから、赤鉛筆なんか、
すぐに芯が折れてしまいます。

ムスメの求めに応じて、
たまにはわたしも手伝います。
カッターでエンピツを削ります。

もっとたまには
ムスメにもカッターを持たせて
エンピツを削らせます。

こっちがドキドキしたのは初めのうちだけで、
きちんと教えてやると、
ムスメは不器用ながらも、それなりに
字が書けるようにエンピツを削ります。

時間かかるけどね~・・。

手仕事の道具の使い方を教えるって、
文科省新学習指導要領で謳っている「生きる力」に
つながるような気がしています。



・・・って、話を広げすぎかもしれないけど(笑)



思えば小1で、わたしもカッターでの
エンピツ削りを教わりましたっけ。
大切な色鉛筆は、いまでも大事に手で削っています。

芯を残すようにして、
少しでも長持ちするように、ね。

ワーキングプア:大学で教鞭を執っても、年収100万円台!

2009年05月10日 | 世相に疑問
ネットサーフィンをしていて
偶然この記事に行き当たり、びっくりしました。
ショック。


年収100万円台も珍しくない 非常勤講師「使い捨て」の悲惨
(連載「大学崩壊」第5回/首都圏大学非常勤講師組合の松村比奈子委員長に聞く)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090506-00000002-jct-soci

ワーキングプアが、こんなところにも
潜んでいます。

高学歴で、大学で教鞭を執っても、年収100万円台!

なぜそうなってしまうのかは
上記の記事をご覧いただくとして・・・。

年収100万円台じゃあ、
生活するのにも精一杯。

きちんとした食事は可能なのでしょうか。
将来の不安や雇用不安や、いろいろ抱えてしまう
でしょうし、

自身の研究を深めるどころか
人にものを教えるための、精神の健康を
保つことすら難しいのではないでしょうか。


経営の効率化も結構だけれど
目先の利益ばかり追求しすぎて

  「人を大切にする」

ことを
なおざりにしている
世の中だと、悲しくなってしまいます・・。

中近東文化センターはすごい!

2009年05月07日 | 世相に疑問
追記です。

中近東文化センターは、落ち着いており
とてもいい雰囲気に
包まれています。

展示も、みやすくて、わかりやすいです。


その秘密は・・?

中近東文化センターのサイトを見ていたら
事業概要の頁があり
寄付行為や、役員名簿もなにもかもみられました。

役員、そうそうたるメンバーがおそろいです。

そして、最後に注意書きが。

  注)役員は無報酬であり、退職金も支給しない。

・・・これって、すごいのでは?

財団の目的は、
「中近東文化に関する調査研究および資料の収集・保管・展示を行い、もって中近東文化に対する理解と研究を通じて我が国の学術文化の向上発展に寄与することを目的とする」
と、寄付行為(会社でいう「定款」のようなもの)とあります。

そして、役員は無報酬、と寄付行為にも明言されています。


つまり、退職金目当ての俗物を排除し、
真に志の高い方のみで財団を運営していくしくみが
出来ている、と思われます。

すごいなあ。


蛇足ですが、
以前勤めていたグループの中に財団法人があり、
2年に1度、理事長がどこぞの省庁から就任していました。
その理事長はとくになにをする様子もなく(一般社員から見ればね)
ひねもす新聞を読むばかり。
2年に1度、退職するごとに2千万円をもらっていくそう。

そこの財団の、暗~い、沈滞した
雰囲気を見ているだけに・・。

「教育費をタダにせよ」-日経ビジネスオンライン

2009年04月08日 | 世相に疑問
衝撃的なタイトルに、記事を思わずクリック。

日経ビジネスオンライン
シリーズ:この国のゆくえ

  「教育費をタダにせよ
  親の所得格差が生み出す教育格差は亡国への道
  書き手:西野 弘 

一部を抜粋します。

      


数年前に東大の学生たちの前で講師を務めた時、「勉強を楽しいと思っている人」と尋ねたことがあった。すると、誰一人として、手を挙げた学生はいなかった。将来、日本を担うであろう最難関大学の学生が、人間の可能性を無限に広げる「学び」が好きでないという。この光景を見た時、日本の教育は基本的に何かが変わったのだ、と強く感じた。

 私自身、「勉強」とは「自ら勉めて強くなる」という意味と考えている。だが、日本の場合は「強いて勉めよ」。押しつけられたために、学びの面白さを忘れ、勉強が辛いだけのものになっているのではないか。「なぜ?」と考えなくなりつつあるのも、勉強が強いられたものになっていることと関係があるのではないか。

 スウェーデンの教育は問題解決型。とにかく子どもたちに考えさせる。それに対して、日本は教える側の先生が主役。常に解答を与える教育になっている。

(中略)


 親の所得や環境によって、教育格差が生まれることは許されない。教育は国家の投資としては最も重要なもの。スウェーデンで見たように、意志ある者は無償で教育を受けられるようにすべきだ。そして、落ちこぼれが生まれないように、きめ細かい対応ができる体制にすべきだ。

 だが、現実を見ると、逆方向に向かっている。GDP(国内総生産)に対する教育投資。スウェーデンは6.5%なのに対して、日本は3.5%に過ぎない。日本は経済協力開発機構(OECD)の中で最下位である。政治がどの分野に国の未来を考えているか。その差だろう。

      


教育を充実させるには、教育税という、
目的税の導入を筆者は唱えておられます。

賛否両論あるだろうけれど、使い道を限定された税金なら、
納得できるかも。

・・・でもその前に、いまある税金をきちんと使って欲しいな。

      


追記です。

この記事に対するコメントが充実しており、
とても勉強になります。

さまざまな人が、それぞれの立場・視点で
コメントされています。

自分の物の見方がいかにせまいか、こういうのを見ると
思い知らされます。

その水を守るのは誰だ-力尽きる山守、「水源の森」に忍び寄る影-日経ビジネスオンラインより

2009年02月27日 | 世相に疑問
日経ビジネスオンラインで、下記の記事を見つけました。

その水を守るのは誰だ
力尽きる山守、「水源の森」に忍び寄る影


エコに関心のある方にはとくに読んで頂きたい内容。

また、付いているコメントも示唆に富み素晴らしい。
コメントは安易な「エコ」の弊害に言及しています。

無謀にも、わたしなりに記事の紹介にチャレンジしてみます。

      


都会に住んでいるわたしたちは、水道の蛇口をひねれば
いつもきれいな水がすぐに出てくることに慣れきっています。
あたりまえのことだと思っています。

しかし、その水は、水源地の山林が豊かであることによって
育まれる、日本の気付かれざる財産なのです。

いま、この財産が危機に瀕しています。

(豊かな山林は、土砂崩れなどの災害を防ぐはたらきも持っていますが
それはまた別の「砂防」という分野の話です。)

自然に出来た樹種混交林は手入れの必要はないのですが、
同じ木ばかり植える人工林は、間伐や枝打ちなどの手入れが必要です。
なぜなら、林床に光を当てる、風通しを良くする等の作業をしてやらないと
細くて弱々しい木ばかりになってしまうからです。
畑の間引きと一緒ですね。

昔は林業が盛んで、適度に林の手入れをしつつ
木を伐採し、山を豊かに保ちつつ、食べていけるしくみがありました。
また、間引いた間伐材を利用しきる手段もありました。


現在、日本の林業は衰退しています。
そして、日本の人工林は荒れ放題です。

なざなら、木を育てることは、人を育てる以上の時間と
手間暇がかかり、すぐにはおカネに結びつかないからだと思います。

また、安価な輸入材に押されて国産材が売れなくなったこと、
国産材が見直され需要がふえてきたものの
種々の事情で林業の採算が合わなくなったことが背景に挙げられます。


ところが、そんな現状のなかでも、元気に林業を行っている
村があります。

長野県南端から愛知県にそそぐ、矢作川。
その水源地にある、根羽(ねば)村です。

村の教えに、
「親が植え、子が育て、孫が切る」
という言葉があるそうです。

矢作川上流の村と、河口の都市。

両者が協力して、水源を保ち、木を守り、林業を回していく-・・。
そして、次世代の人を育てている。

その成功と努力と歴史が、紹介されています。


そして、こわいのが、
日本の気付かれざる財産、「水」を狙ってか
山地を丸ごと買い取ろうとする、外国資本の動きがあるそうです。

山林を守るための環境税を住民に課す自治体が、こんど入る
愛知県で30になるそうです。

残念ながら、一番の大都市、東京と大阪は、環境税に
賛同していないそうです。

山や森が見えない大都市に暮らしていては、
水源涵養林(すいげんかんようりん)」なんて言葉、実感がわかないのも無理ないけれど・・・

ぜひ記事をごらんになって、蛇口をひねって出てくる水の、
ルーツに思いを馳せてみませんか。

その水を守るのは誰だ
力尽きる山守、「水源の森」に忍び寄る影