信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和4年度犀川重要水防箇所等合同巡視&生坂ダム湖の風景

2022年06月06日 | 生坂村の報告

 6日(月)は朝から強めの雨が降り、時々小降りになりましたが、気温は前日よりもグッと下がりました。

 午後2時からは、毎年度梅雨や台風による水害が心配される出水時期前に、生坂村の千曲川河川事務所 松本出張所管内の重要水防箇所の合同巡視を実施していただきました。今回は千曲川河川事務所 中根所長、松本出張所 吉岡所長はじめ職員の皆さん、松本広域消防局明科消防署 平林署長と署員の皆さん、下生野の高野区長さん方、小立野久保田区長さん方、生坂村消防団の山本団長、中山副団長、吉川本部長、今溝消防主任、行政からは私と振興課長、建設係長が合同で巡視を行いました。

 最初にB&G海洋センター下駐車場にある水防倉庫の前で、千曲川河川事務所の中根所長から出水時期前に、生坂村の当管内の重要水防箇所を合同で巡視することは防災の観点から重要であり、昨年の令和3年8月豪雨により陸郷水位観測所において氾濫危険水位を超過し、犀川の水位上昇により内水浸水が発生し、生坂村の要請を受け、排水ポンプ車を1台出動させ排水活動を行い、近年は異常気象により災害が頻発化、激甚化している中、防災・減災対応として連携していきたいなどと挨拶をいただきました。

 私からは、中根所長はじめ関係の皆さんにご参集いただき、出水期前に重要水防箇所の巡視をしていただきますことは、生坂村の安全・安心な生活を守っていくために重要であり、先月25日の雹の被害や昨日の当村北部の豪雨で、異常気象が身をもって感じており、今後も関係の皆さんのご指導、ご支援により、適時、的確な災害対応と、生坂村の防災・減災に取り組んでまいりますなどの挨拶をさせていただきました。

 次ぎに松本出張所 吉岡所長から、本日の巡視行程、令和4年度の村内重要水防箇所、松本出張所管内緊急用資器材保有状況、小立野・下生野等の松本出張所管内の施行状況などについて説明をしていただきました。

 水防倉庫の備蓄材の確認では、今溝消防主任が備蓄資材台帳により説明をし、新たに備蓄した保存食品や、土のう・土のう袋・浄水器・発電機・保存水・簡易トイレなどの資材と備蓄品等の確認をしていただき、今回もきちんと整理整頓されていましたが、定期的に発電機などの動作確認をするように指導をいただきました。

 国の管理区間は日野橋から上流ですので、今年度も下生野の日野橋上流右岸箇所から現地確認の巡視を行いました。こちらの下生野地区も平成18年7月洪水において上流ダム群の特例操作により、越水決壊を回避した無堤区間ですので、一昨年度から堤防整備が事業化になり、昨年度から用地取得に入っているところです。

 今月29日(日)には、地元からどの様な堤防になり、内水処理はどうするのかなどの疑問に対して現地説明会を開催するとのことでした。

 毎年度ご説明いただく危機管理型水位計は、長野県河川課で設置していただいた水位計も一緒に「川の水位情報」サイトにおいて、パソコンやスマートフォンで見られ、増水時には身近な河川の状況を確認できます。

 次ぎに睦橋上流右岸の下生野揚水場下流の水衝と洗掘でB判定の箇所を睦橋より確認し、護岸が洗掘された場合は、上部に県道が走っているのでクレーンにより異形ブロックなどを設置する対応をしていただけることや、睦橋橋脚の水位換算氾濫危険水位が判断できる量水標の説明も受けました。

 当村の小立野区の築堤工事は一昨年10月に完成し、樋門の周辺で一昨年7月豪雨と昨年8月豪雨の内水氾濫で対応していただいた排水ポンプ車や消防団の排水活動のこと、流速や流量の計算方法などが話し合われました。

 当村からは、一昨年度末に配備した排水ポンプの性能や昨年度に占用許可をいただいた格納庫の説明をさせていただきました。また、メンテナンス等のために格納庫に通じる箇所への砕石の敷設をお願いしました。

 また、村政懇談会でいただいた、堤防に太陽光パネルの設置については、定期的に堤防の強度や亀裂の有無などの検査を実施していて、パネルで覆うと検査ができないため設置は許可していないとのことでした。

 参加された皆さんには、雨降りで足下の悪い中、合同巡視をしていただき感謝を申し上げます。今後ともそれぞれの立場で、生坂村の「災害に強い村づくり」にご指導、ご支援をお願いいたします。

生坂ダム湖の風景

▽ 毎朝出勤前恒例の写真は、強めの雨が降る中、傘をさして撮影した生坂ダム湖の風景です。

 その他生坂村では、小学校で振替休日、乳がん(マンモグラフィー)検診、図書室で加藤正治展(18日迄)、などが行われました。