13日(月)は日差しが届きましたが、午後は段々と雲が多くなり、過ごしやすい陽気でした。
毎定例会ごとに全員で「村民憲章」を唱和しているところです。
令和4年第2回生坂村議会6月定例会の開会の挨拶
皆さん、おはようございます。それでは、令和4年第2回生坂村議会6月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
今年は例年より早く梅雨入りし、その頃から雨降りの日が多く土砂災害、河川の浸水等が心配な季節となりました。
議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご出席を賜り誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導、ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
さて、先月25日午後に大変大きな雹が降り、草尾上野ぶどう畑の露地物ぶどうを中心に甚大な被害に遭いました。被災された農家の皆さんには、心からお見舞いを申し上げますとともに、行政としましては、松本農業農村支援センター、JA松本ハイランドなどと連携を取りながら、しっかりとしたご支援と対策を講じてまいる所存でございます。
このように当村でも今まで経験をしたことのない天候は、昨今の気候変動がもたらすものであり、その原因となっているものは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出であります。
我々は、未来を担う子ども達が、安心して暮らせる持続可能な社会を造るために、カーボンニュートラル、脱炭素社会を目指さなければなりません。
そこで、2050年に二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指すため、今週16日(木)朝9時から、生坂村「創造の森」プロジェクトを進めています、雲根地区において「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をさせていただきます。
その後、松本山雅FCより稲福卓選手にお越しいただいて、「スマイル山雅農業プロジェクト」として、青大豆「あやみどり」の種蒔き会を、議員各位、地元の皆さん、生坂保育園の年長さんなどに参加していただき開催する予定でございます。
次に、新型コロナウイルスワクチンの接種状況につきましては、3回目の接種終了者が当村の対象者全員の内、1,285名、77.4%となっております。
そして、4回目の接種の対象者の60歳以上の方は、3回目の接種から5ヶ月が経過します、7月8日から順次接種を行うように進めているところでございます。
既に、6月1日から専用電話にて受付を行っておりますので、対象の方はご連絡をお願いいたします。
そして、今年度の村政懇談会も新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、先月18日(水)に村民会館講堂において、午後2時からと午後7時からの2回開催させていただき、Web会議システムのZoomでも参加していただきました。
Zoomで参加された若い方もお出でになり、昨年度の懇談会方法に加え、各公民館ともWebでつなぎましたので、昨年度より参加者が多く、今後も今回のように、様々な形式による村政懇談会を開催することと、音声関係で反省点がありましたので、その点を改善しながら参加しやすい村政懇談会にしたいと考える次第でございます。
今回の村政懇談会で頂戴しましたご意見、ご提言は、対応できる案件に対しましては早速実施しました事柄、調査などをしてご回答申し上げました事柄があり、その他の案件につきましても担当部署や各会議で検討協議を進めております。
今後も、村民の皆さんのご意見、ご要望等の把握に努めるため、村民の皆さんから負託をいただいた議員各位及び区長会などの各種会議や、頼りにされています地区担当職員、地域支援等のいくさか大好き隊員からも、村民の皆さんのご意見、ご要望を把握している状況ですので、引き続き村民の皆さんとの対話を重視した村政運営と情報公開の取組に努めてまいります。
次ぎに、県の「地域発 元気づくり支援金」を活用して実施します、村名申請の8件に対しまして、今年度は4件だけの採択であり、とても残念に感じているところでして、今後は早めに支援金活用事業の協議を松本地域振興局と進めてまいりたいと考えております。
採択いただいた4事業の支援金は7,648千円でして、総事業費10,037千円により各種事業を実施しさせていただくために、今定例会に関係予算を計上させていただきました。
しかし、今年度もまだ新型コロナウイルス感染症の影響により、計画通り事業が実施できない可能性がありますので、活動する皆さんと相談しながら事業を実施し、この元気づくり支援金事業によっても、村民の皆さんが協働による取組を行っていただき、地区、村の活性化、村民の皆さんの生きがいづくりに結びつき、村内外に生坂村の元気を発信していただきたいと願うところでございます。
また、今年度で最終年度になります「山村活性化対策事業」につきましては、支援交付金10,000千円を採択していただきました。
生坂村農林水産物生産者組合が事業実施主体として、生坂農業未来創りプロジェクト会議、農業公社、おじさま倶楽部、女・人竹っこクラブなど、多くの団体のご協力をいただき、道の駅「いくさかの郷」を核とした地域振興策を図り、女性、高齢者等の生きがい対策、農産物等の地域資源の消費拡大や販売促進などを目指すとともに、当村の豊かな自然や風土等の観光資源を生かした事業や情報発信などに取り組んでまいります。
今年度も第6次総合計画を根幹に、いくさか村づくり計画を実行計画として、生坂村と各地区の活性化や人口減少の抑制を図るなどの生坂創生のため、さらに各施策を進めていかなければなりませんが、未だ新型コロナウイルス感染症が予断を許さない中、ウイズコロナ、アフターコロナの状況を考慮しながら、多くの課題を解決または方向性を見出していきたいと考えている次第でございます。
それには、村民の皆さんが絆を大切にして、地区、村を守り育てていこうという責任感を共有していただきますとともに、村政運営に対して、引き続きのご理解とご協力をお願いしながら、協働による村づくりを継続していかなければと考える次第でございます。
どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために格別なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、今定例会に提出させていただきました議案は、報告 5件、事件案 1件、条例案 1件、予算案 3件の 計10件であります。
報告第1号 専決処分の承認を求めることについて
この報告は、生坂村税条例の一部を改正する条例で、関係法令の一部改正の施行により、関係部分の改正を行う条例の専決処分であります。
報告第2号 専決処分の承認を求めることについて
この報告は、生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例で、関係法令の一部改正の施行により、関係部分の改正を行う条例の専決処分であります。
報告第3号 専決処分の承認を求めることについて
この報告は、令和3年度生坂村一般会計補正予算第8号で、既定額に116,585千円を追加して、総額を2,538,152千円とする補正予算の専決処分であります。
主な内容は、歳入で地方交付税136,791千円を増額し、寄附金22,779千円を減額しております。
歳出では、総務費で116,585千円を増額としております。
報告第4号 令和3年度生坂村一般会計繰越明許費について
この報告は、令和3年度生坂村一般会計について地方自治法第213条の規定により明許繰越をしたので、同法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。
報告第5号 令和3年度生坂村簡易水道特別会計繰越明許費について
この報告は、令和3年度生坂村簡易水道特別会計について地方自治法第213条の規定により明許繰越をしたので、同法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。
議案第29号 村道路線の認定について
この議案は、新たに村道東679号線を村道認定するため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。
議案第30号 生坂村税条例等の一部を改正す条例案
この議案は、生坂村税条例等の一部を改正する条例案で、関係法令の改正により条例の関係部分の改正を行う条例案であります。
議案第31号 令和4年度生坂村一般会計補正予算【第1号】
この予算案は、既定額に116,182千円を追加して総額を2,328,182千円とする補正予算であります。
主な内容は、歳入で、地方交付税14,051千円、国庫支出金34,862千円、県支出金9,648千円、諸収入12,581千円、地方債44,400千円を増額し、歳出では、各款において、人事異動等による人件費の補正を行い、総務費18,788千円、農林水産業費11,078千円、商工費20,468千円、土木費47,122千円を増額する等の内容となっております。
議案第32号 令和4年度生坂村営バス特別会計補正予算【第1号】
この予算案は、既定額に552千円を追加して総額を35,552千円とする補正予算であります。
主な内容は、歳入では他会計繰入金を552千円増額し、歳出では運行費を552千円増額するものであります。
議案第33号 令和4年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第1号】
この予算案は、既定額に17,311千円を追加して総額を184,611千円とする補正予算であります。
主な内容は、歳入では村債17,100千円を増額し、歳出では建設改良費を17,264千円増額するものであります。
以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾上野ぶどう畑に行き、雲が多めの上空からの風景を撮影しました。
草尾上野ぶどう畑上空からの風景
その他生坂村では、保育園で身体測定(以)、小学校で社会科見学(4年)、やまなみ荘で村内無料入浴日などが行われました。