信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

議会第4回定例会本会議&下生野上空からの風景

2022年12月06日 | 生坂村の会議

 6日(火)は時々雲が広がっても日差しが届き、昼間は日差しの暖かさを感じられました。

▽ 毎定例会ごとに全員で「村民憲章」を唱和しているところです。

   令和4年第4回生坂村議会定例会の開会の挨拶

 皆さん、おはようございます。令和4年第4回議会12月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。

 議員各位に於かれましては、師走に入り大変ご繁忙の折、全員のご参集を賜り誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しましてご指導、ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。

 さて、政府の総合経済対策の裏付けとなる今年度第2次補正予算は、2日の参議院本会議で賛成多数により可決・成立いたしました。

 一般会計の歳出総額は28兆9,222億円となり、財源の約8割の22兆8,520億円は国債を発行して賄うとのことであります。

 今回の補正予算は総合経済対策にあります4本の柱で構成し、「物価高騰・賃上げへの取組」に7兆8,170億円、「円安を活かした地域の『稼ぐ力』の回復・強化」に3兆4,863億円、「新しい資本主義の加速」に5兆4,956億円、「防災・減災、国土強靱化の推進、外交・安全保障環境の変化への対応など、国民の安全・安心の確保」に7兆5,472億円をそれぞれ充てております。

 物価高騰対策の多くを占めますのが、エネルギー価格高騰対策として、電気料金対策に2兆4,870億円、ガソリンなどの燃料油価格の激変緩和措置に3兆272億円などが計上されております。

 また、令和3年度国税決算及び令和4年度国税収入の補正に伴う地方交付税法定率分の増額の1.9兆円の内、5,000億円を令和4年度の地方交付税総額に加算して地方に配分することになりました。

 地方公共団体が、経済対策の事業や経済対策に合わせた独自の地域活性化策等を円滑に実施できるようにするために、当村には「臨時経済対策費」として、試算では22,000千円ほどが交付されると考えております。

 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」を踏まえ、7,500 億円が追加計上されました。

 消費下支え等を通じた生活者支援、エネルギー・食料品価格等の物価高騰に伴う子育て世帯支援などの「生活者支援」と、農林水産業における物価高騰対策支援、中小企業に対するエネルギー価格高騰対策支援などの「事業者支援」と幅広い推奨メニューがあり、また、地方公共団体が推奨事業メニューよりも更に効果があると考えるものについては、実施計画に記載して申請が可能とのことでございます。

 また、妊娠時から出産・子育てまで一貫した併走型相談支援と経済的支援を一体として実施します「出産・子育て応援交付金」事業に、1,267億円が計上され、今年4月以降に出産された人を対象に、妊娠届の提出時に5万円、出産届の提出時に5万円をお配りし、支給の際には、引き続き妊産婦の相談に当たるとともに、当村の子育て支援や産前産後ケアの利用などを提案してまいりますが、この事業予算は今後の議会で計上させていただく予定でございます。

 当村としましては、「臨時経済対策費」と「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」は、コロナ禍で未だに制限のある生活を余儀なくされていることや、物価高騰に直面して影響を受けています村民の皆さんの生活の支援や消費拡大促進による地域経済の下支えのためなど、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた事業などに活用するように考えているところでございます。

 次に、ホームタウンになっています松本山雅FCは、大変残念なことに勝ち点1及ばず、J2復帰はならず、来期は霜田監督の下、再度J2復帰を目指して戦うことになりました。

 当村では今年度も、松本山雅FCと連携し、11月23日には、「2022イクラン!!松本山雅FC」が、雨降りのコンディションが悪い中、3km、10kmの2種目のコースにおいて、村内外から100名ほどの参加により盛大に開催できました。

 また、当日の午後には、雲根地区において、いくさか『創造の森』の収穫祭が開催されました。8月6日の初回から松本山雅の皆さんにご参加いただき、ワークショップで取り組まれたアースオーブンが完成し、当日は地元の皆さんにもご参加いただき、個々にピザの生地を丸めて伸ばして、好みの具材をトッピングして、アースオーブンで焼いて美味しくいただきました。

 10月30日には、松本山雅FCとAC長野パルセイロの信州ダービーという歴史ある試合の日に、ホームタウンデーを設定していただき、緑のおまんじゅうや灰焼きおやき、おいしん棒などを販売させていただきましたし、毎年度の保育園での山雅サッカー教室、松本山雅フィジカルトレーニングなどを行っていただき、生坂村の発信や活性化に結びついていると感じております。

 最終年度になります「山村活性化対策事業」は、今年度も新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント中止を受け、計画通りに事業の実施ができませんでしたが、道の駅いくさかの郷の農産物直売所は、4月に駅長が替わり、4月から11月にかけて、ずっと前年度対比で売上増が続いております。

 それは、毎月の特産市や各種セール、地元産の野菜や各種ぶどうの193カラットなどの出荷がかなり増えたことや、店頭販売していただける方が増えたこと、また、今年度も193クーポンをはじめ生活応援商品券、いくさかマル得商品券などの発行、テレビやラジオのCMやSNSによる情報発信などに取り組み、多くの方々にご利用いただいた成果だと考えております。

 来年度の県の「地域発 元気づくり支援金」事業の申請につきましては、各部署、各団体で検討をしていただき、知恵の委員会でも2回協議をし、事前に指導もいただいているところでございます。

 今年度も、松本地域の説明会が23日(金)に松本合同庁舎講堂で開催され、松本地域振興局による2回目の事前相談会は、来年1月に開催されますので、新型コロナウイルス感染症の状況を加味し、各地区の取り組みを協働により進めていこうという事業がありましたら、申請をお願いしたいと思います。

 地区担当職員、担当部署もご相談を承りますので、お問い合わせいただきますようにお願いいたします。

 今月16日には、令和5年度予算編成会議を開催し、来年2月に村長選挙がありますので、「骨格的予算」と「施策予算」の2段階の編成により実施することになります。

 また、「生坂村第6次総合計画」を根幹に「いくさか村づくり計画」を実施計画として進め、第2期の「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」によっても、地方創生の各事業を実施してまいりたいと考えております。

 そして、毎年度実施しています「村づくり計画」の更新の策定作業も並行して進め、予算及び総合戦略を併せて相互に反映させ、村民の皆さんのための行財政運営を進めてまいります。

 新聞紙上でご存じかと思いますが、私は次期村長選挙に向け、5期目を目指して出馬の意向を固めさせていただきました。

 私の村政運営は、引き続き村民の皆さんにご理解とご協力をお願いし、更に協働による村づくりを進めたいと考えておりますが、明日の字引議員の一般質問に対しまして、次期への考えなどをお答えさせていただきたいと思います。

 村が活気に漲るためには村民の皆さん、各地区が元気であることが大切であります。そういう点で、村民の皆さんが、地域・村に愛着と誇りを持っていただき、地域の絆を大切にし、支え合い守り育てていこうという責任感を共有し、村民の皆さんのご理解とご協力の基、協働による村づくりを進めているところでございます。

 村民の皆さんとの対話を重視し、村民主役の村政運営に努め、安全で安心しで住み良い生坂村で有り続けるために、様々な課題に対して議員各位と検討協議をお願いしながら、課題解決に向けて方向付けをしているところでございます。

 議員各位並びに村民の皆さんには、引き続き生坂創生のために、格別なるご支援、ご協力を賜ります様、お願い申し上げる次第でございます。

 それでは、今議会定例会に提出させていただきました議案は、条例案2件、予算案5件の計7件であります。

 議案第50号 生坂村印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例案

 この議案は、個人番号カードを利用した印鑑証明書の交付を受けることができる事とするための条例の一部改正であります。

 議案第51号 生坂村職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例案

 この議案は、地方公務員法の改正により職員の定年を引き上げるための必要な改正を行うものであります。

 本条例案では、定年の引き上げに伴う関係条例を並列的に改正を行うこととしており、「生坂村職員の定年等に関する条例」、「生坂村人事行政の運営等の状況の公表に関する条例」、「職員の分限に関する条例」、「職員の懲戒に関する条例」、「公益法人等への職員の派遣等に関する条例」、「職員の勤務時間及び休暇等に関する条例」、「一般職の職員の給与に関する条例」、「生坂村職員の旅費に関する条例」のそれぞれの一部改正と、「職員の再任用に関する条例」を廃止する内容が含まれております。

 今回の改正は、生坂村職員の定年等に関する条例で一般職の職員の定年年齢を現行の60歳から段階的引き上げ令和13年度から65歳とするもので、その際、管理監督職の上限年齢を60歳とし、他の職への降任を行うこととしております。

 その他の関係条例では、「法律及び生坂村職員の定年等に関する条例」の改正に伴なう改正が主な内容で、「一般職の職員の給与に関する条例」の一部改正は、これまでの再任用職員が無くなり、定年前再任用短時間勤務職員と変更されることによる関係個所の変更、給料表の変更、管理監督職からの降任先となる職務の名称を「主幹」とする追加などの改正であります。

 議案第52号 令和4年度生坂村一般会計補正予算【第5号】

 この予算案は、既定の額に51,532千円を追加し、総額を2,512,351千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入では地方交付税 46,763千円、県支出金 3,643千円、諸収入 1,515千円などを増額し、繰越金 962千円を減額いたします。

 歳出では総務費 21,844千円、民生費 10,732千円、農林水産業費 6,607千円、土木費 8,476千円、教育費 2,196千円などを増額する補正であります。

 議案第53号 令和4年度生坂村福祉センター特別会計補正予算【第1号】

 この予算案は、既定の額に5,066千円を追加し、総額を98,166千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入で繰入金 5,048千円を増額し、歳出では、経営管理費 5,066千円を増額する補正であります。

 議案第54号 令和4年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第4号】

 この予算案は、既定の額に5,095千円を追加し、総額を199,650千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入で諸収入 6,544千円を増額し、村債 1,800千円を減額して、歳出では経営管理費 2,095千円、建設改良費 3,000千円を増額する補正であります。

 議案第55号 令和4年度生坂村農業集落排水特別会計補正予算【第3号】

 この予算案は、既定の額に817千円を追加し、総額を102,153千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入で繰入金 236千円、繰越金 581千円をそれぞれ増額し、歳出では経営管理費を 817千円増額する補正であります。

 議案第56号 令和4年度生坂村介護保険特別会計補正予算【第2号】

 この予算案は、既定の額に15,398千円を追加し、総額を323,596千円とする補正予算であります。

 主な内容は、歳入で県支出金 2,460千円、繰越金 12,717千円をそれぞれ増額し、歳出では保険給付費で予算更正を行い、基金積立金 9,450千円、諸支出金 5,948千円を増額する補正であります。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生野の犀川対岸に行き、朝日が差し込んできた上空からの風景を撮影しました。

下生野上空からの風景

 その他生坂村では、保育園で身体測定(未)、小学校でALT、いくさか歩こう部、2班の皆さんの元気塾などが行われました。