8月6日(火)は日差しが少し届きましたが、スッキリしない空で、昼間は蒸し暑くなりました。
本日は村行政または各協会、各期成同盟会の一員として中央要望をしていますが、今回の要望は、生坂村の重要な要望事項を村議会の議員各位と議会事務局長で実施しました。
今回も務台衆議院議員と五十嵐秘書、赤羽秘書にお願いして、主な要望事項7件を担当省庁及び担当部署にお願いすることができました。
▽ 最初に国土交通省に行き、廣瀬技監にお会いし、まずは記念撮影をさせていただきました。廣瀬技監が水管理・国土保全局長時の今年5月に、長野県河川協会との意見交換会にお越しいただき、一献交わした中でしたので親身に接していただきました。
要望内容は主に、国道19号生坂村山清路防災工事の早期完成についてと、当工事の残土処理場として利用し、掘削土の運搬経費の削減等にもつながると思われるので、込地地区の盛土及び避難所としての更新について要望させていただきました。
また、下生野地籍において歩道の幅員が狭く、安全に歩行できるように歩道の拡幅整備をお願いするとともに、豪雨時には国道東側の上流域から多量の雨水が国道西側の下流域へ集中してしまうため、道路側溝の断面を大きくするなどの排水施設整備についても要望させていただきました。
廣瀬技監は、地図がなかったので理解が難しい点もありましたが、管轄の長野国道事務所と千曲川河川事務所に確認して対応を検討していただくことになりました。
▽ 続いて国土交通省 松原上下水道審議官のところに行き、記念撮影をさせていただいた後、上水道関係の要望をいたしました。
現在、10年間で約12,000mを基幹改良事業で管路の更新を計画しておりますが、山間部での積算・設計及び工事に係る経費は膨大になり、自然条件等により、建設改良費が割高なため資本費が著しく高額となっております。
水道の安定供給の維持と将来にわたる健全経営を持続させるため、財源の乏しい小規模事業体の施設整備等へのさらなる財政支援及び補助事業の拡充を強く要望させていただきました。
松原審議官は、私が村長になったとき千曲川河川事務所長でして、18年ほどのお知り合いで、当村の上水道の課題をご理解いただき、広域化など国と県の取組の必要性を話し合いました。
▽ 次に、総務省 自治財政局 野本財務調査課長のところに行き、恒例の記念撮影をさせていただき、野本課長は安曇野市三郷出身で、高校の後輩に当たりまして、しっかりと要望させていただきました。
本村は、脱炭素先行地域の指定を受け事業を進めていますが、先行地域に指定されると手厚い交付金が交付されるものの、小規模で財政力の弱い自治体では非常に財政負担が大きくなっていることから、円滑な事業執行をしていくために広範な財政支援が必要と考えます。
特に過疎対策事業債は、対象市町村が増えたため全体の要望額が増加し、これまでの過疎地域の要望に対する同意が得られない状況となっていて、通常分の過疎対策事業債の確保についてご配意いただきますとともに、脱炭素事業の推進を進めるにあたっての特別枠の拡充についても重ねて要望させていただきました。
本村では過疎対策事業債は貴重な財源となっており、過疎対策事業債が要望通り確保できなくなると、住民の生活と福祉の向上につながる事業の推進が困難となる恐れがあること、また、市町村単位でも脱炭素事業に積極的に取り組んでいただくために、CO2排出削減分を特別交付税で算定して欲しいなどの話もさせていただき、安曇野市出身ですので、当村の事情が分かり、ある程度ご理解をいただきました。
▽ 続いて、環境省 地域脱炭素推進審議官 大森審議官と、恒例の記念撮影をさせていただきそれぞれの要望をさせていただき回答を頂戴しました。
当村のような小規模村では、広範なスペースが少ないこと、また民家においては、古い家屋が多いことから、小規模なソーラーカーポートについても、対象としてご検討いただければ、さらなる脱炭素の推進が図れるものと考えますので、小規模ソーラーカーポートへの対象拡充を要望いたしました。
生坂村の脱炭素先行地域事業では、令和6年度より、交付金対象条件である省エネ機器について、一般家庭の導入補助を開始しました。現在、品目として示される省エネエアコン、LED照明機器、高効率給湯器、太陽集熱器を対象機器としております。その他の家電製品についても、省エネ技術の革新が進むなかで、対象機器の拡充が図れれば、さらなるCo2排出削減につながるものと考えますので、対象機器の拡充を要望いたしました。
それぞれの要望に対しまして、環境省の担当部署から説明をいただき、要望内容に対応できる件、難しい件、検討が必要な件など、詳しくご丁寧にご説明をいただきました。
▽ 最後は衆議院議員会館の環境委員長室において務台衆議院議員に要望書をお渡しし、要望事項はご同行いただいたので把握しており、様々なアドバイスをいただきました。
また、議員全員から村政などの課題について発言していただき、それぞれお答えいただきながら有意義な話し合いができました。
すべての要望に対して務台衆議院議員にご同席をいただき、ご要請とご助言をしていただき心強く感じた次第です。是非、当村の要望実現のために、引き続きのご指導、ご支援をお願いいたします。
そして大変お忙しい中、務台衆議院議員、五十嵐秘書、赤羽秘書、また当村の要望にご対応いただきました廣瀬技監、松原審議官、野本課長、大森審議官はじめ担当部署の皆さんに心から感謝を申し上げます。
草尾上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾の対岸から朝霧が残っていた上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で布団持ち帰り、中学校で業者作業校舎清掃、子育て支援センターで水遊びWeek、夏休み子ども水泳教室、いくさか歩こう部、地区担当職員会議2班の皆さんの元気塾などが行われました。