信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与視察研修&各道路建設促進期成同盟会要望活動

2019年11月12日 | 報告
 12日(火)は晴れて洗濯物の外干しOKの天気で、朝晩は冷えても日差しの下では、過ごしやすい体感となりました。
 午前8時30分に宿泊先のホテルを出発し、最初に南砺市利賀村上百瀬地内の土砂災害の工事現場を視察しました。この土砂災害は、平成29年1月16日15時30分頃崩壊が発生し、1月20日0時10頃崩壊が拡大し、崩壊幅約100m×延長350mで、流出土砂量は、堆積上部で約50,000㎥、下部で約64,000㎥、計114,000㎥であり、被害状況は人的被害なし、家屋等被害は住家2棟、車庫・納屋5棟、その他店舗等2棟でありました。




▽ 事業概要は、砂防事業としては、災害関連緊急事業費15.8億円、交付金事業6億円であり、排土工71,000㎥、堆積工・床固工導・流堤工によりコンクリートブロック9,213個設置、渓流保全工で233mを実施され、上部は治山事業で行ったとのことでした。




 工事内容は、排土工として、崩壊土砂は粘土質で含水率は高く、リテラ工法を用いて石灰系固化材による安定処理を行い、残土処理工として、約64,000㎥の土砂搬出のため、市や地元の協力により現場から3kmに新規残土置場を設置し、1㎥あたり約3,700円削減でき、土石流堆積工として、施工性や工期に優れ、無人化施工にも対応可能なコンクリートブロック(3t)を採用し、修景盛土工として、堆積工が県道に隣接し、周辺に富山県利賀村芸術公園やキャンプ場、民宿等が存在するため、堆積工前面に搬出土砂を用いて修景盛土を設け、植栽工・壁面緑化工により、周辺の自然環境との連続性を図っていました。




▽ 次に利賀ダム建設事業を視察しました。事業概要は、南砺市利賀村において、一級河川庄川水系利賀川に、ダム堤頂長232m、ダム高さ112m、湛水面積1.1㎢、総貯水容量31,100,000㎥(東京ドーム25杯分)の建設事業です。
 ダム地点の計画高水流量770㎥/sのうち、500㎥/sの洪水調節を行い、庄川本川及び支川利賀川の既得用水の補給等、流水の正常な機能の維持と増進を図り、富山県に対し、庄地点において、工業用水として新たに一日最大8,640㎥/日の取水を可能とのことでした。




 令和元年度の工事概要として、利賀ダム河床進入トンネル工事、利賀トンネル(河床進入)工事、利賀ダム転流工パイロット道路工事、開通した利賀大橋周辺の利賀ダム工事用道路ウシクルビ谷橋上部受託工事、利賀ダム工事用道路他維持修繕工事などの内容を説明していただきました。




 田中南砺市長さん、富山県土木部砂防課の皆さんはじめ関係者の皆さんには、2箇所の視察させていただき色々と勉強になり御礼申し上げますとともに、2日間、大変お世話になりましたことに感謝申し上げます。

▽ 午後3時20分からは、長野県庁において菅谷松本市長さんが会長を務めます4同盟会の要望活動を行いました。私は、「松本・佐久地域高規格道路建設促進期成同盟会」と「地域高規格道路松本糸魚川連絡道路建設促進期成同盟会」の要望に参加しました。




 菅谷松本市長さん、宮澤安曇野市長さん、牛越大町市長さん、小口塩尻市長さん、柳田佐久市長さんはじめ、関係市町村長さん、県議会議員さんなど錚々たる方々が要望しまして、整備促進を要請しました。




▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。







 その他生坂村では、議会運営委員会、小学校でALT・歯科検診、中学校で防災講演会、なのはなで10~12月生お誕生会、児童館でマラソンクラブ、自立支援実施検査、山口医師訪問診療などが行われました。

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