8月26日(月)は日差しが届くことがあっても天気が急変し雷雨になり、厳しい残暑が続きました。
議会行政視察1日目は、ホテルを朝午前8時30分に出発し、東峰村役場には10時前に着きました。
最初に、東峰村の眞田村長と伊藤議会議長から歓迎のことばと東峰村の紹介、第2のふるさとづくりプロジェクトの概要、平成29年の九州北部豪雨災害からの復興、平成26年に生坂村に地域公共交通の視察に来られたことなどの挨拶をいただきました。
そして、私と太田議長から議会行政視察のご対応に対して御礼のことばと生坂村の紹介、私が九州北部豪雨災害の復旧復興の視察時の感想、脱炭素先行地域づくり事業、議会の紹介と改革内容などの挨拶をさせていただきました。
令和4年度「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業の説明として、最初に東峰村の概要として、1,788人、798世帯、51.97㎢(山林原野が約86%を占める)、標高120m~480m、そして、東峰村の資源として、伝統工芸品(小石原焼・高取焼)、百選(行者杉・竹地区の棚田、岩屋湧水)、棚田のライトアップ、
モデル実証事業に取り組んだきっかけと経緯として、平成29年7月九州北部豪雨災害について、いたるところで土石流が発生、大量な土砂や流木が河道を閉塞、激流が家屋や農地などに甚大な被害をもたらした、山腹崩壊も相成って、国・県道等の通行止めが各所、JR日田彦山線について、鉄道時代、BRTひこぼしラインの開業、「福岡県日田彦山線沿線地域振興計画」の策定、「東峰村観光アクションプラン」の策定、
時系列では、平成29年度:豪雨によるJR日田彦山線沿線を含む村内の被災、令和2年度「福岡県日田彦山線沿線地域振興計画」の策定、令和3年度「東峰村観光アクションプラン」の策定、令和4年度「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業の採択→R4観光アクションプランの実施、
東峰村観光アクションプランの概要、東峰村観光アクションプラン推進委員会、東峰村の観光における課題、観光アクションプランの基本方針、モデル実証事業の取組み(令和4年6月採択・1,068万円、推進体制は観光アクションプラン推進委員会及び専門部会、事業推進に係る業務を一括して(株)リクルートに委託)、主な3つの取組として、情報発信ツールの構築、宿泊プラン、体験商品、グルメ等の開発、観光中核組織の構築に関する検討、
「東峰村アクションプラン」の基本方針と「第2のふるさとづくりプロジェクト実証事業」の関連性について、年間進行計画表、情報発信の強化(観光アクションプラン基本方針2)情報発信ツールとして観光WEBサイトを構築、ターゲット、宿泊プランの開発(観光アクションプラン基本方針3)、体験商品の開発(観光アクションプラン基本方針5・6)、「利き酒体験」、「謎解きゲーム」、「火おこし体験」、グルメの開発(観光アクションプラン基本方針3)、観光中核組織の構築に関する検討(観光アクションプラン基本方針7)、R4モデル実証事業の成果、今後の課題と展望など多岐に渡り詳しく説明していただきました。
東峰村は当村より少し多い人口でして、この「第2のふるさとづくりプロジェクト実証事業」は、平成29年九州北部豪雨災害後の復興について、当村の資源を最大限活用して、観光も一つの施策とし取り組まれ、情報発信の基盤整備、体験メニューやグルメの開発・拡充など、数々の成果を出されたことに感心させられました。
最後は藤澤副議長から我々の視察のご対応に感謝を申し上げ、被災からの復旧・復興に頑張っていただきたいなどの謝辞を述べられ終了しました。
昼食は、東峰村が設置した簡易宿泊施設「ほうしゅ楽舎」に行きました。大阪出身の地域おこし協力隊員の女性が主に昼間の食事の提供、掃除などを受け持ち、夜も男性の地域おこし協力隊員が働いているとのことでしたが、部屋数が4部屋だけでもそれぞれ一人で行っていることに驚きました。
昼食は東峰村特産のしいたけ、野菜、棚田米を使って、白ごはん・がめ煮・宝珠山きのこの肉詰めフライと季節の野菜フライ・蒸し雑煮などと、手作りのヘルシーな味でとても美味しくて満足しました。
被災して場所を移して装いも新たに、令和5年9月4日に営業を再開したばかりですから、とても綺麗で、木をふんだんに使っていましたので、何か落ち着けてノンビリできました、
東峰村の眞田村長と伊藤議会議長、黒川副議長はじめ職員の皆さんには、何かとお忙しい中、親切丁寧にご説明をいただき感謝申し上げますとともに、東峰村の復興が順調に進み、更なる発展をご祈念申し上げます。
午後は、道の駅原鶴ファームステーションバサロに寄りました。当施設は、福岡県内の「道の駅」の第1号店です。
原鶴温泉の近くに位置し、朝倉地区の豊富で新鮮な野菜や果物が主に出荷され、秋には「富有柿」をはじめ多くの柿が並び、向かいに広がる自社畑は、9月(秋)にはひまわり、2月(春)には菜の花が満開に咲き、写真スポットとしても毎年多くのお客様にお越しいただいています。
フルーツの里と呼ばれるほどの「柿・梨・ぶどう」の販売はもちろん、年間を通して豊富で新鮮な野菜を販売しています。その他にも、惣菜・お弁当・漬物など豊富な食材が勢ぞろいしていました。ちょうどぶどうも販売していましたが、巨峰の色付きが信州とは違い、シャインマスカットの青色も違って見えました。
店頭のようすは季節によっていろんな顔に変化するので、いつお越しになっても楽しんでいただけて、バサロでしか手に入らないプレミアム商品も取り揃えていて、ご購入いただいた品物は配送も承っていました。
東峰村のトマトやゆずを使ったキャンデーも売られていて、私と何人かはキャンデーを購入して食べましたが、ゆずの風味が美味しかったです。
続いて、道の駅くるめも視察しました。農産物直売館は、毎朝、地元で採れた新鮮、安心、安全な旬の農産物がたくさん並び、農産物の品揃えや出荷量は県内でもトップクラスです。農産物以外にも、弁当、菓子、漬物など手づくりの加工品や地酒、久留米ラーメン、久留米絣など特産品も販売していました。
ほとめき庵は「環境」「農業」「健康」にとことんこだわり、食育情報も発信し、生ごみをたい肥にして栽培した「元気野菜」や旬の食材を利用した<郷土料理・創作料理を提供していました。
道の駅くるみの裏には、緑花センターの入り口に位置するモロトミ園芸があり、植木の日本四大生産地の1つである、福岡県久留米市で、東西に連なる耳納連山の麓に「くるめ緑花センター」は位置していました。
花苗やハーブ・野菜苗などを取り揃えていて、品種もさまざまで、カラーバリエーションも豊富で、店の中はいつも色とりどりの花苗であふれていました。
久留米の植木は豊かな土壌と気象条件に恵まれ、「つつじ」を中心に古くは江戸時代より発展し続けてきました。そんな歴史と伝統を背景に昭和50年、くるめ緑花センターは誕生しました。植木・苗木に草花、お庭、さらには外構工事まで、個性豊かな花と緑の専門店が集まっています。
草尾上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、先日朝霧が残っていた空から朝日が差してきた草尾上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園でこぐまちゃん学級(エバリーコンサート♫)、中学校で子どものためのオペラ(1年15:00~市民芸術館)、集団健康診査、歯科検診、大腸がん・前立腺がん検診、相模女子大学いくさか農泊ふれあい&体験プログラム、教育委員会定例会などが行われました。